ペルソナ3
1799話
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桐条グループのお手つきでも分からないではないか。
ただ、その店を利用した事があるのだろうゆかりは、微妙な表情を浮かべている。
桐条グループに対しては、色々と思うところがあるのだから、当然と言うべきか。
「その店では、影時間とかシャドウ、ペルソナとかの研究で出来た成果として、特殊な効果を持つアクセサリを売ってる。ただ、当然全てのアクセサリにそんな効果がある訳じゃないけどな」
「……ほう」
まさに、俺にとっては非常にありがたい代物だ。
寧ろ、ペルソナという能力を俺が発揮出来るかどうか分からない以上、そのアクセサリー屋は非常に興味深い。
そもそも、ペルソナを召喚するのに必要なのが擬似的な死だという時点で、俺がペルソナを召喚するのはかなり難しいだろう。
自慢ではないが、今の俺を殺そうと思えば、それこそ神とかそういうレベルの相手が必要だと思う。
あの死神はこっちに危険を感じさせる相手ではあったが、俺だけで正面から戦えば決して負ける気はしない。
そう考えると、やはり俺がペルソナを召喚出来るようになるのかどうかというのは、酷く難しい話になる筈だ。
ましてや、純粋に技術的な意味で考えれば、寧ろそのアクセサリの方がシャドウミラー的には美味しい相手だ。
「ただ、その店も結局は桐条グループと繋がっている以上、俺が紹介して買えたとしても、間違いなく桐条グループの手がお前達に回るだろうな」
「……なるほどな。それは大変だ。出来れば利用したかったんだが」
何とか俺の感情を表に出さないようにし、荒垣の言葉にそう言葉を返す。
さて、大事な情報も入手した事だし……まぁ、代価は置いてくる必要があるだろうが、久しぶりに行動を起こすとするかね。
かつてマオ・インダストリー社に侵入した手並みを、この世界でも見せつける時がやって来たのだ。
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