ペルソナ3
1799話
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回のその攻撃は、攻撃をするという意思がイオにある。
車が猛スピードで走っている状態で轢くかのように……そんな感じで、残酷のマーヤは一撃で殺される。……いや、明確に命があるのかどうかとか、その辺りは分からないけど。
「はぁ、はぁ、はぁ……ディア」
残酷のマーヤが消滅したのを確認したゆかりは、そう呟いて回復魔法を使う。
尚、回復魔法だと理解したのは、イオが現在使える魔法は回復魔法だけだからと聞いていた為だ。
なるほど、この世界の回復魔法はディアって言うんだな。
白い光がイオから放たれ、ゆかりにその白い光が触れる。
瞬間、まだ痛みに歪められていたゆかりの顔はが、安堵の表情へと変わる。
どうやら、回復魔法はしっかりと効果を発揮したらしい。
……もっとも、当然のように回復魔法で効果があるのは、ゆかりの身体だけだ。
それは逆に言えば、敵の攻撃を食らった場所……正確にはゆかりの着ていた服は、アギによって焦げ目が付いたままという事になる。
ゆかりも、これから起こるのは戦闘だと知っている為か、着ているのは動きやすい服装だ。
値段の高い私服の類でなかったのは、幸いだったと言えるだろう。
けど、そろそろゆかりの防具を何とかしないといけないな。
だが……問題なのは、どこで買うかだ。
もしくは、空間倉庫の中に入っている、シャドウミラーの技術班が開発したプロテクターを使うという方法もあるが、恐らく……いや、間違いなく身体には合わないだろう。
これでゆかりが、胸が小さい……いわゆる貧乳の類であれば、もしかしたら俺のプロテクターを着る事も出来たかもしれない。
だが、残念ながらと言うべきか、ゆかりの胸は平均以上の大きさを持つ。
とてもではないが、俺が持っているプロテクターを着るのは難しい。
いや、無理をすれば着る事も出来るかもしれないが、そうなれば動きにくくて戦闘に影響が出る可能性も十分にある筈だ。
であれば、やはりこの世界できちんとゆかりの身体に合った防具を用意するべきだろう。
……スポーツ用品店にでも行ってアメフトとかのプロテクターを買う?
いや、そもそも女用のプロテクターがあるとは思えないし、弓を使う上でかなり邪魔になりそうな気がする。
だとすれば、ミリタリーショップとか、そっち系か?
そんな事を考えながら、こっちに近づいてくるゆかりを眺めつつ……ふと、隣にいる荒垣に気が付く。
「なぁ、荒垣。どこか防具を売ってる場所に心当たりはないか?」
そう、今はともかくとして、以前は桐条や真田といた仲間と共にペルソナを使って行動していたのだ。
であれば、当然のように武器や防具といった物は必要になるだろう。
まぁ、桐条グループの完全なバックアップがあるという話だし、もしかしたら
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