第六幕その三
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ジュリアは自分からお家、マンキチンの国にあるだけあって青いお家の青い扉を叩いてでした。そのうえで。
出て来たアジア系の初老のマンチキンの服の男の人を呼び出しました、すると男の人はジュリアを見てすぐに言いました。
「あっ、ジュリアさん」
「トンホイさんお久し振りです」
「うん、こちらこそね」
こう笑顔で言うのでした。
「元気そうで何よりだね」
「はい、トンホイさんも」
「トンホイさんっていうと」
神宝はその名前から気付きました。
「中国系なのかな」
「そうだよ」
その通りだとです、かかしが神宝に答えました。
「この人はね」
「やっぱりそうですか」
「お顔を見てもわかるよね」
「アジア系ですから」
黒い目と髪の毛に神宝や恵梨香と同じお肌の色で彫の浅い顔立ちです。見れば確かにアジア系の顔立ちです。
「わかります」
「そうだよね」
「アジア系の人もアフリカ系の人も沢山いてね」
木樵も言うのでした。
「それに養蜂は中国では昔から行われていたね」
「はい、本当に昔から」
「だからね」
「養蜂農家の人もですか」
「中国系なんだよ」
「そういうことですか」
「これは全然意外じゃないね」
ジャックはにこにことしています。
「オズの国だからね」
「色々な人がいる国だから」
「最近はアラブ系の人もいるしね」
「そういえば褐色のお肌で彫のあるお顔の人も」
「いるね」
「はい、見ました」
神宝もオズの国に何度も来ていてです。
「これまで」
「そういうことだからね」
「不思議じゃないですね」
「養蜂農家の人が中国系でもね」
「じゃあそのトンホイさんにお願いをして」
「蜂蜜をご馳走になろうね」
モジャボロはトンホイさんとお話をしているジュリアを見つつお話をしました。
「これから」
「はい、楽しみです」
「何かいよいよって感じで」
「わくわくしてきたね」
ジョージとカルロスはそんなお顔でジュリアとトンホイさんを見ています。
「最高に美味しい蜂蜜が食べられるから」
「今からね」
「どんな味なのかしら」
「どれだけ美味しいのかしら」
ナターシャと恵梨香は女の子です、それで甘いものが大好きなので男の子達より期待しているのがおお顔に出ています。
「楽しみよね」
「本当にね」
「期待は裏切られないのがオズの国だよ」
モジャボロはまた言いました。
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