暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
夏の素麺レシピ特集・その4
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「はいお待ち、『じゃじゃ麺風そうめん』だ。見てわかると思うが、上にかかってる肉味噌と麺をよく絡めて食ってくれ……あぁそれと、おろしにんにくとか生姜、酢、ラー油なんかを加えて自分好みの味付けに変えて食うと更に美味いぞ」

 俺の説明を聞いて、まずは味見を……と麺をかき混ぜ始める一同。キュウリと素麺、肉味噌がよく絡まったらズルリと一口啜り上げる。

「うん、美味いな」

「少し甘めの肉味噌がいいですね」

「でももう少しパンチが欲しいかな?」

 わいわいと味の印象を語りつつ、めいめいニンニクやラー油、酢を加えて自分の最高の味付けにしていく。味が決まればそこからは早かったけどな。本来のじゃじゃ麺は太くてコシのある饂飩であるために一気にズルズルと啜るのは難しい。しかしコイツは細くて喉越しの良い素麺だ。無くなるのも早い。どいつもこいつも一気に完食してしまった。

「さて、じゃあコイツのシメをやるとするか。全員、皿をこっちに寄越しな」

 俺は受け取った皿にお湯を注ぎ、取っておいた肉味噌を投入。そこに生卵を1人につき1個、落としてやる。

「はいよ、じゃじゃ麺のシメの定番、鶏卵湯(チータンタン)だ。皿にこびりついてる肉味噌なんかも一緒に混ぜて溶かしながら、卵をかき玉にして飲むんだ」

 そうしてやれば皿の汚れもある程度落ちるし、店にとっても一石二鳥のメニューだったりする。それに、じゃじゃ麺を食う時に加えた調味料によって、スープの味が変化する。酢とラー油を加えていれば酸辣湯風に、ニンニクや生姜を入れていれば身体の温まる薬膳スープ風とかな。

「うぅむ、麺も美味かったがスープも美味い。一度に二度美味しいとはお得に感じるな」

「飲んだシメに食べたくなりそう!」

「あ、それわかる!」

「これはいいかも知れませんね……肉味噌はある程度作り置きも出来るでしょうし」

 鳳翔も気に入ったらしい。ならこの調子でどんどんいこう。





《ゴマドレッシングで!?冷し担々麺風そうめん!》※分量3人前

・めんつゆ(3倍濃縮):150cc

・水:450cc

・ゴマドレッシング:150cc

・そうめん:300g

・チンゲン菜:2株

・挽き肉:200g

・白すりごま:50g

・ラー油:適量



 さぁて、作っていくぞ。まずは1分で出来る担々麺風のタレの調合から。ボウルにめんつゆ、水を入れて少し濃い目のつゆを拵える。そこに加えるのがサラダにかけるゴマドレッシング。めんつゆと同じ量にしてあるが、メーカーによって味が違うからそこは自分の家にある奴を使って調整してくれ。更にすりごま、ラー油を加えたらタレの完成。すりごまも好きな量に調節してOKだ。

 タレは出来たら冷
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ