0138話『掘りという名の狂宴 Ver.ルイ』
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ないか……?」
「あー……師匠。確かにそうかもしンないっすね……江風ももう疲れたね」
「確かにだらしないわよっていう言葉ももう出せないくらい疲れているわね……」
「そうですね霞。これはヒトミさんの時を思い出しますね。司令官は発狂寸前でしたからあの時は……」
「提督は潜水艦との遭遇率は今までの実績で考えれば低い方じゃからな……」
どうやら皆さんも提督の事を以前から知っているだけあり色々と思う所があるのでしょうね。
やはりE-5海域での松輪さんのドロップの反動が来ているのでしょうか……?
とにかく、
「皆さん、疲労は取れましたか……?」
「万全とはいきませんが朝潮はいけます」
「あたいもいけるよ」
それで皆さんは声を上げていきました。
「それでは提督に連絡を入れますね」
それで私は提督へと連絡を入れました。
だけど提督は出た瞬間に、
『大鷹……ルイは出たかい?』
「いえ、まだ出ていません」
『そうか……そろそろ100周回目を超えてしまうが出るのだろうかね?』
「出る事を祈りましょう。それでは96周回目を出撃してきます!」
『わかった。健闘を祈るよ……』
そろそろ末期状態のようですね。
私も旗艦として頑張っていますけどそろそろ終わりにしたいところです。
そしてもう何度倒したか分からないくらいに港湾夏姫を沈めた時でした。
なにやらいつもよりドロップの時の光り方が違う感じがしました。
そしたらついに、
「Ciao! あたしは、そう、Luigi Torelliよ。そね、トレッリ……。んー、ルイでいいや」
望んでいた子がついに来てくれました……。
私は思わず涙腺が緩くなって涙を流しそうになったのは内緒です。
周りが喜びの声を上げているのでなんとか隠し通せました。
そして提督へと連絡を入れて内容を伝えると、
『そうか……。やっと、来てくれたか。わかった、帰投してくれ。
そして大鷹、よく頑張ったな。みんなにも感謝の言葉を伝えたいけど返ってきたら伝えるとしよう』
「ありがとうございます! 速やかに帰投しますね!」
それで提督との通信を切った後に、
「あの、ルイがなにかもしかしてやらかしちゃった……?」
「いえ。ただ提督や皆さんはあなたが救出されることを一番望んでいたんですよ。
それでは帰りましょうか。これからあなたの帰る家にもなるのですから……」
「うん!」
ルイさんはそれで頷いてくれました。
それでどっと疲れが来て眩暈がしましたけど最後まで踏ん張らないと!
とにかく頑張りました……。
帰ったら少し長いお休みを貰いましょうか……。
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