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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Bマリアージュ事件〜Unidentified〜
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と待ってください! ルシル様、浮気ですか!? 浮気なのですか!? 私、イリス、はやての3人から愛の告白を受けておきながら! 浮気は男の甲斐性〜♪で済ますレベルではありません! 若さですか!? やはり若さですか!? 20代はもはやおばさんですか!?』
ティアナの前に躍り出て来たのは「トリシュ!?」だった。モニターに食いつくように顔を寄せ、微塵も思っていないような事を並べ立てまくってる。そもそも何故そこに居て、騎士甲冑姿なのかも判らないんだが・・・。
「いやそうじゃない。というか、すぐにそっち方面に勘繰るのはやめてくれ」
トリシュもまたシャル化してきたな〜。最初の犠牲者はルミナだったが、今度はトリシュだ。そんなトリシュの言葉に呆れていると・・・
『あのルシルさん。申し訳ないですが、今ある事件を捜査中なのでしばらくミッドから離れられません』
ティアナが申し訳なさそうに目を伏せた。今のティアナは執務官で、世界をいろいろと巡っているわけだが。彼女も防護服を着用しているところを見ると、もしかしたらトリシュも事件の捜査に関わっているのかも知れないな。
「そうか・・・。通信やメールなどで済ませるような内容じゃないからな〜・・・。判った。事件解決の折、また俺に連絡をしてくれないか?」
『判りました』
だったら事件解決後にもう一度話そうと判断。頷き返してくれたティアナの側に居るトリシュにも「トリシュ。またちゃんと話そう」と伝えておく。すると彼女は満面な笑みを浮かべて『はい?』力強く頷き返した。
「ふぅ・・・」
通信を切ると、「で? 浮気なの?」とドアが開くと同時に「シャル・・・」からもそう訊かれたため、俺は「判り切った質問をするのは愚だと思うが?」と返す。
「だよね♪」
まぁすぐに機嫌を良くして、俺の座るソファに回り込んで来た彼女は「よいしょ?」と、俺の膝の上に座ろうとした。尻が最後まで乗る前に「待て、待つんだ」と腰を両手で鷲掴んで止めさせる。
「ひゃん!」
「よっこらせと」
シャルをそのままにした上で俺は席をズレてから、今まで座っていたところにシャルを降ろす。彼女は「いいじゃない、膝の上に座るくらい」と頬を膨らませた。シャルの部隊に入ってからというもの、肉体的なスキンシップが激しくなった。何度注意しても止めようともしない。
「ダメだ」
「はやてへの義理の為?」
「俺なんかを好きになった君たちの未来の為だ」
「・・・なるほど。堅物というか、律義というか、くそ真面目というか・・・。ま、そんなあなただからこそ、私やイリス、はやて、トリシュも好きになっちゃったわけだけど?」
一人称が僅かに変化し、自身を指しながらも“私”と“イリス”という風に分けたシャル。これはまた
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