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転生とらぶる
ペルソナ3
1797話
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ングで時間が影時間になる。
 既にこの世界に来てから何度も経験した事だけに、既に影時間に取り込まれても、特に驚くような事はない。
 周囲の様子を眺めながら、荒垣に向かって口を開く。

「じゃあ、ちょっとゆかりを迎えに行ってくるから、荒垣は待っててくれ」
「あ?」

 その返事を了承の返事だと判断すると、そのまま俺は影のゲートに身を沈めていく。
 それを見た荒垣が。何か言ってるような感じもしたが……取り合えず、それは聞かなかったことにする。
 そうして影を抜ければ、そこは既に俺にとってもお馴染みの場所、女子寮にあるゆかりの部屋だ。
 月光館学園の中でもかなり人気の高いゆかりだ。
 もし真夜中にゆかりの部屋にやって来ているという話を聞けば、恐らく……いや、間違いなく、冗談でも何でもなく血涙を流す奴が出てくるだろう。

「こっちの準備はいいわよ。じゃあ、行きましょう」

 ゆかりの声がやる気に満ちているのは、ペルソナという能力を実感しているからだろう。
 聞いた話によれば、まだ自由にペルソナを召喚する事は出来ないらしいが、間違いなく自分の中にペルソナがあるというのは、感じられるらしい。

「言っておくが、今日は無理しないぞ。……昨日の死神の件もある」

 そう告げると、ゆかりの表情が厳しく引き締まった。
 まぁ、無理もない。今まではシャドウといっても雑魚に等しい存在だったのに、いきなりあのような死神が姿を現したのだから。
 ただ……確証がないのでまだゆかりには言わないが、恐らく今日昨日と同じ階層に行っても、恐らく死神はいないだろうというのが、俺の予想だ。
 そもそも、あの死神はまだ低い階層で出てくるには強力すぎる。
 である以上、昨日俺達があの死神と遭遇したのは、恐らく何らかのイレギュラー的なものだったのだろう。
 可能性として一番高いのは、あの死神はタルタロスの中を自由に移動しているという点か。
 もしくは、ゲーム的に考えればタルタロスに長い間いると、そのペナルティとして死神が現れるとか……いや、ないな。
 今までにもタルタロスに長時間いた事はある。
 昨日だけが特別に長い時間いたって訳じゃないしな。
 となると、やっぱりランダム性が高いと考えた方がいい。
 それでも念の為、今日は2階や3階といった場所でシャドウを狩る予定だ。
 ランダム性があるのなら、2階や3階でも死神が姿を現す可能性は否定出来ないが……
 いっそ、俺だけでタルタロスに向かうってのも考えた方がいいかもしれないな。
 自分で言うのも何だが、俺だけであれば死神と互角に戦う事も難しくないと思う。
 昨日の戦い自体は短かったが、それでも向こうの実力はフェイト級だというのは理解出来た。
 つまり、フェイトに勝てる俺なら倒すのは不可能で
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