0137話『はりきる長門。しかし無念……』
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「まぁもし輸送作戦が攻略が完了しても出なかったらエコ輸送艦隊でやるしかないだろうな……。先行組の話によると輸送作戦が終了したらもう空母機動部隊も水上打撃部隊も編成しても輸送ボスにはいかないそうだからな」
「なるほどね。それじゃ長門さん達は輸送作戦が終わったら外すしかないわね」
「……霞よ。その物言いは少し寂しいものがあるぞ?」
それで長門がいじけてしまっていた。
こんな長門も珍しいけど実際このメンバーで輸送攻略は不可になるんだからまた編成を考えないといけないしな。
「とにかくだ。まずは輸送作戦を終了する事を考えてくれ。今後についてはそれから考えるから」
「「「了解」」」
それで長門達は出撃していった。
だけどここから地獄が始まるのだという事はこの時の私にはまだ分からなかったのである……。
はっはっは!
さぁ、進もうではないか!
晴れの部隊だ!
はりきっていくぞ!
私は気合を込めながら進撃を開始していた。
「みなのもの! この旗艦長門に続け! 突撃する!!」
「「「はーい……」」」
なんだ!? 元気がないぞ!
そうか、こういう時は元気を分けてやらないといけないな!
「そんな事では攻略できるものもできんぞ! 気合を入れないか!」
「だけどぉ……道中のPT小鬼群で何度か足止めを食らってるんですけどー!」
「それに重たい編成だからなのか一戦多いみたいだからこれって帰ったら絶対提督ってば資材消費の量で悲鳴を上げるじゃん?」
阿武隈と鈴谷が弱音を吐いていた。
確かにそうだがまずはこの輸送作戦を終わらさないといけないからな。
「二人のいう通りだ。だがそれで怯んでいては勝てる戦も勝てんぞ!」
「……長門さん、久しぶりに出撃するから気合入りまくってるね」
「そうね、翔鶴。長門さんは改二になってから表立って出撃した回数は少ないですからね」
「そこ! 本音とはいえもっと隠した方がいいぞ。最後には泣くぞ!?」
そんな話し合いをしながらも我らは輸送エリアへと足を踏み入れて物資を搬送した後に港湾夏姫がいるエリアへと挑んでいった。
「フザケタ……ヤツラメ……ッ! ココデ……シズメテ……ヤルワッ!」
港湾夏姫がなにかを言っているが今の我らにはあまり効果はないな。
見せてくれるのなら駆逐艦の水着姿ぐらいではないと張り合いがないぞ!
なので早々に退場願おうとするか!
そして航空基地隊と連携して瑞鶴達が攻撃を与えていき、軽々と敵深海棲艦の艦隊を駆逐していった私達は最後に私の砲撃によって港湾夏姫は沈んでいった。
「ふむ……なかなか弱いな。やはり丙作戦ではこの程度なのだな」
「そうだねー。もっと張り合いが欲しいところだけど堅実に慎重に行くというのが今回の
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