0137話『はりきる長門。しかし無念……』
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
本日はE-6『マルタ島沖海戦』の場所である地中海マルタ島沖へと進出して、一気にジブラルタル方面への進出も視野に入れて攻略していくらしい。
そして最初の肝が輸送作戦なのである。
私ははっきり言ってしまえば輸送作戦は嫌いだ。
なにがって……なにかと大発動艇を持てる子を温存しておかないといけないからだ。
まぁ今のうちの現状は少し余るくらいにはいるからどうにかなっているけど、それと同時に攻略するのに輸送する量が異常なのだ。
持てる大発動艇をガン積みして挑まないと終わらないぞこれは……。
しかし今回もどういう訳か空母機動部隊で輸送艦隊ができるというので私は道中の事も考えて大型艦を中心にして部隊を編成する事にした。
そして今回はイタリア艦の潜水艦がこの海域で仲間になるという話だから輸送攻略中にでてもらいたいなぁ……という思いで部隊を編成した。
そして決まったので人員を執務室へと呼び出した。
まず第一艦隊旗艦を長門、続いて、翔鶴、瑞鶴、サラトガ、大鳳、コマンダンテストの六名だ。
長門に一台大発動艇を装備してもらい、コマンダンテストには大発動艇をガン積みしてもらった。
次に第二艦隊旗艦を阿武隈、そしてヴェールヌイ、霞、鈴谷、大潮、皐月の六名にした。
分かってもらえる通り第二艦隊は鈴谷以外はほぼ大発動艇を搭載している。
こういう事態になるとは思っていなかったので大発動艇の数が足りてよかったと思う。
ドラム缶……?
あるにはあるけど大発動艇に比べれば必要はほぼないよね。
まぁそんなわけで、
「それじゃみんな。まずは前半である輸送作戦をクリアしてくれ」
「任せておけ。提督よ、この長門も使うという事はかなりのスピードで攻略をしようと考えているな?」
「まぁそうだな。編成的には第一艦隊はサーモン海域北方に挑んでもらう編成とそんなに大差はないくらいだからな。かなり重たいから燃費に注意しておかないとな」
「そうだな。そして輸送作戦中に潜水艦が来ればよいのだがな……」
それで長門は表情を曇らせている。
おそらく先のE-5で運を使い果たしたのではないかという危惧をされているようだしね。
「提督さん。私と翔鶴姉にサラさん、大鳳まで投入するんだから潜水艦の子も必ず救出しようね」
「そうね瑞鶴。提督、私達にお任せください」
「ああ。任せたよ」
瑞鶴と翔鶴の二人が出番とあって燃えているけど、そこで阿武隈が余計な口を出してしまった。
「でもー、もし出なかったらどうしましょうかー?」
「アブクマ……? もしかしたら出ないなんて今のうちに言っていたらダメよ?」
「そうよ。出るように祈らないといけないわ」
「ご、ごめんなさい……」
サラトガと大鳳に思った通り怒られていた。
しかしその気持ちも分からなくはない。
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ