第三章
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を出して左手で口を拭いそれからだ。赤くなった顔で言ったのである。
「いやあ、やっぱりね」
「いいっていうのね」
「最高ね、お酒と屋台の食べ物の組み合わせ」
「まさか杯なしで一気に飲むなんて」
「何かあるの?」
「おじさんじゃない」
その青空にだ。未来は向かい合ってこう言ったのである。
彼女はその手に杯がある。その酒を飲みながらの話だった。
「その飲み方は」
「おじさんって。私が?」
「そうよ。せめて杯に注いでから飲まないと」
「いいじゃない。この飲み方が一番美味しいのよ」
「気分的に?」
「そう。最高よ」
また瓶に直接口をつけて顔を上げてだ。サイダーかラムネを飲む様にしてからごくごくと飲みながらだ。青空はまた未来に言ったのである。
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