ペルソナ3
1796話
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かしたら、かつての仲間……桐条と真田のどちらかが、そっち系統の魔法を得意にしていたのかもしれないな。
ああ、でも最初に遭遇したシャドウ……スライムもどきが使った魔法も、ブフだった。
だとすれば、この世界で一般的な魔法としてイメージされやすいのは、もしかしてブフって可能性もあるのか。
ともあれ、その辺りは今はどうでもいい。
「まぁ、タルタロスの中でシャドウが使ってくるしな」
「なるほど。その辺りは、タルタロスを攻略しているお前達には言うまでもなかったか」
少しだけ驚いた様子の荒垣だったが、すぐに納得の表情を浮かべる。
この辺りの切り替えの早さは、荒垣らしいと言えるだろう。
「とにかく、そんな訳で俺達は影時間の時にその辺りを全く動き回っていない……って訳じゃないけど、大抵は影の転移魔法を使っている。移動するのに一瞬で済むから、便利だしな」
「……あの魔法は、便利とかそういう言葉だけで済ませてもいいようなものじゃないと思うんだけど」
ゆかりの言葉に、俺は特に反応しない。
実際、この世界に転移魔法の類があるのかどうかはともかくとして、今それを使えるのは俺だけらしいのは間違いないのだから。
勿論、探せばこの世界でも転移魔法を使える奴がいる可能性というのは、十分にあるのだが。
だが、少なくても現状俺の側にいる者で転移魔法を使える者はどこにもいない。
「話は大体分かった。……ともあれ、だ。俺はお前達の事を桐条達に言うつもりはない。それでいいな?」
確認するように尋ねてくる荒垣の言葉に、俺は頷く。
そして今日の夜にタルタロスに行く予定を話すと、それぞれが準備を整えるべく帰っていくのだった。
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