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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0136話『択捉の気持ちと松輪の着任』
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《提督? それに択捉ちゃんも落ち着いてください。嬉しいのは分かりましたから松輪ちゃんが来る前に冷静になっておきましょう》

榛名の一声で私と択捉は冷静になれた。
こういう時に冷静な榛名がいると助かるな。

「ありがとう榛名。落ち着けたよ」
「はい。ありがとうございます、榛名さん」
《いえ……》

それで私達は今か今かとみんなが帰投するのを待っていると外から秋津洲の声で『第一艦隊帰投かもー!』という声が響いてきた。
それで私と択捉も窓から帰ってきた皆を見た。
その中に見知らぬ格好と容姿をした子がいたのであの子がおそらく松輪だろう。
択捉はそれで嬉しそうに表情を綻ばせていた。
しばらくして照月が執務室へと松輪を連れてきた。

「提督。第一艦隊旗艦照月帰還しました!」
「ああ、おかえり」
「そしてこちらが……挨拶できる?」
「はい……。海防艦、松輪です。司令、よろしくお願いします。択捉ちゃんも、会えて嬉しい……」
「私もですよ! 松輪、ようこそ!」
「ああ。これからよろしく頼むよ松輪」
「はい……」

それで択捉とも再会できて松輪は嬉しそうに笑みを浮かべる。

「それじゃ択捉。ちょうどいいから松輪を特殊艦寮の一画にある海防艦達の区画に案内してやってくれ」
「わかりました! それじゃ行こう、松輪!」
「うん、択捉ちゃん!」

それで二人は手を繋いで仲良く出ていった。
うんうん、良きかな。
さて、気持ちを切り替えてこれでもうこの海域には未練はないからさっさと攻略をしてしまおう。

「照月。乙作戦に切り替えて攻略を再開してくれ」
「わかりました! 正直に言えば丙作戦の戦艦夏姫は弱かったのでちょうどいいです」

それで編成を変えずにギミックなどと言った面倒もやってもらい、乙作戦だというのに特に苦労はせずにストレートで戦艦夏姫を倒すことが出来た。
うん……水着を着ていたらしいので装甲が弱かったんだろうな……。
そしてこれで攻略報酬で『一式陸攻 二二型甲』が手に入るので主力陸攻がやっと九つ揃った事になる。
これでもう陸攻不足に悩まされる心配は無いだろうな。
次の海域も頑張るとしよう。



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