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転生とらぶる
ペルソナ3
1795話
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になったのか、ペルソナっぽいのを発動した訳だ。ただ、俺とゆかりはペルソナって奴を本当に見た事がないから、それが本物のペルソナかどうか分からない。だから、その辺を荒垣に聞こうと思ってな」
「……ペルソナを使ったのか? 召喚器もなしに」
「召喚器? 何だ、それは」
「あー……簡単に言えば、ペルソナを召喚する為の補助器具だ。アルマーには言ったと思うが、基本的にペルソナというのは死がトリガーになっている。そこで召喚器……銃の形をしたものを自分に向ける事で、擬似的な死を体験してペルソナを召喚しやすくする……らしい。まぁ、受け売りだがな」
「え? じゃあ、その召喚器がなければ、普通はペルソナを召喚出来ないんですか?」

 自分はその召喚器というのがないままで召喚出来た、と。
 何故かジト目をこっちに向けるゆかり。

「いや、何で俺の方を見るんだよ」
「当然でしょ。普通に考えて、常識外れの事があったらアクセルに原因があると考えた方がいいんだから」

 そう言われれば、否定したくても否定出来ない俺がいる。
 良くも悪くも、俺はこの世界で色々と常識外れの存在なのは間違いないのだ。
 それが何らかの影響を与えていると言われれば、それに納得せざるを得ないだろう。

「とにかく、ゆかりを庇うように牛の頭蓋骨に鎖で縛られた女みたいな姿をした奴が現れたんだよ。それはペルソナって認識でいいのか?」
「……聞いてる限りでは、多分間違いなくな」
「でも、私の中にイオが……ペルソナがいるのは分かるのに、それを召喚する事は出来ないんですけど」
「その辺りは、召喚器が関係してるんだろうな。……最初の一回は火事場の馬鹿力で召喚したが、それ以降の召喚は難しいといった具合に」

 そう告げる荒垣の言葉に、ゆかりは何かを確認するように頷き……やがて、口を開く。

「その、荒垣さんでしたよね。もし良ければ私にペルソナの使い方を教えて貰えませんか?」
「断る」

 ゆかりの言葉に、荒垣は即座にそう告げるのだった。
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