第7章 大魔闘演武編
決着と別れ・・・
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・・いいいんだよ・・・お兄ちゃん・・・
辛かったんでしょ・・・?苦しかったんでょ・・・?
きっと・・・きっと・・・そっちの私も、許してくれるよ・・・。」
未来のコージに向かって、ウェンディは優しく言う。
「・・・・・・ありがとう・・・ウェンディ・・・。」
「頑張ってね、お兄ちゃん・・・あの世界で、
生き残っている人達の為に、お兄ちゃんが必要だから・・・!!!」
「・・・ああ、わかった。」
未来のコージはそう言うと、ウェンディから少し離れる。
「過去の俺!!!!」
「!」
未来の俺に呼ばれ、俺は振り向く。
「この先の未来はどうなるかわからねえが、絶対に・・・絶対に・・・!!
ウェンディを泣かすなよ!!!!悲しませるなよ!!!!」
未来の俺は俺に向かってそう言う。
「ああ!!!わかってる!!!!」
「・・・・・・頼んだぞ・・・」
「じゃあな・・・」
「「俺。」」
最後にそれを言い残し、未来の俺は消えた・・・・・・。
「!ここは・・どこ?」
目が覚めた彼女は・・・未来のルーシィである。
彼女がいる場所は、全てが黄金色の草原であった。
「おーい、ルーシィ!!」
「!」
自分の名前を呼ばれた声に、未来のルーシィは後ろを振り向く。
「早くこっちに来いよ。」
「みんなも一緒だよ。」
「ああ・・・・・・!!!」
未来のルーシィは振り向いた相手に気づき、涙を流す。
「さあ、冒険の続きだ。」
「・・・うん。」
手を握られ、未来のルーシィは、ナツと一緒に、
向こうにいる仲間たちの元へと行った。
「!」
「未来ルーシィのメモ帳・・・」
現代、ルーシィの手に持っていた、
未来のルーシィのメモ帳は消えていった。
「!涙・・・!?さっき、拭いたのに・・・あ・・・。」
先程の未来のルーシィが消えて、
流していた涙とはまた違う事で泣いた涙にルーシィは気づく。
ばふっ
「?どうした。ルーシィ?」
ナツはルーシィが自分に後ろから抱き付いてきた事に問う。
「ううん・・・何となく・・・・・・ありがとう。」
ルーシィはそう言うのだった。
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