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獣篇T
4 「友達」は、一生の宝物
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から…」


  たまりかねて、口を突っ込む。


  _「(みお)で大丈夫だ。」


  _「みお?」

  2人そろって、驚いた。


  _「ああ。今日から、しばらくの間、万事屋に居候することになった。よろしく頼む。
    本職は、殺し屋だ。」


  目をパチクリするばかりで、何も反応が返ってこない。

  まあ、仕方のないことだ。


  _「…では、そちらの自己紹介を頼む。」


  そして2人はそれぞれ、自己紹介をしてくれた。


  それぞれ自己紹介してくれたあと、私は神楽ちゃんに話しかけられた。


  _「みおちゃん、殺し屋とか言ってたけど、同じ殺し屋仲間に、「神威」ってやつ、
    いなかった?あいつ、宇宙海賊になっちまっててネ。もしかしたら、
    会ったことあるかもしれないって思って。どうアルか?」


  _「神威…聞いたことないなぁ…。でも、高杉(たかすぎ)ってやつには、会ったことあるよ。
    そういえば、そいつがいつか、『神威がどうの…』って言ってた。

    紅桜の時に。」


  _「おい、」


  すかさず銀時が口を突っ込む。

  だが私は、構わず続けた。


  _「たしか、春雨第7師団団長かなんか、やってるらしいな。」


  _「うん。あのバカ兄貴、何やってんだか。」


  _「あ、あの人、神楽ちゃんの、お兄ちゃんだったんだね。
    名前が似てるから、まさか…とは思ったけど。」


  
  新八君の「ご飯ができたよ」という声で、いったん話が途切れた。
 
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