4 「友達」は、一生の宝物
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
へ仕事をしにいっていた。
つまり、私は…」
_「殺し屋か?」
知っていたのか、銀時は。
_「なんで知ってるんだ?」
_「あ?辰馬から聞いた。あいつも宇宙に行くって張り切ってたから。
『一緒に宇宙へ行く、仲間ができた』って。」
_「ああ、そうだったのか。」
_「だが、誘拐されたってのには驚きだなァ。お前ぐらい強ければ、抵抗ぐらいはできるだろう、
と思ったが。
でも、どうやって抜け出してきたんだ?あいつは、獲物を逃すようなやつではない。
獲物の息の根を止めるまで、容赦はしないやつだ。」
_「むろん私でも、脱出するのに、相当な時間がかかった。
なにしろ、首にチップを埋め込まれているのでな。出ようとすると、
心臓に電流が流れて、動けなくなる。いくら私の戦闘能力が高くとも。」
_「…そうかィ。大変だなぁ、お前も。」
_「ああ。できればお前に代わってほしいくらいだ。」
_「断る。」
そんなに…即返答しなくたって…
_「ま、そんな訳さね。だが、ここまで言って、チップ(これ)が反応しないのは、
何か、おかしい。あいつ、多分もう、私がここにいるのは、知っている。」
_「あえてか。まぁ詳しい事情はまだよく知らんが、お前も大変だな。」
_「ああ。」
そう言っていると、2階に「万事屋 銀ちゃん」の看板が見えてきた。
_「…あれか?『万事屋』って書いてあるやつ…」
_「ああ、そうだ。多分、あいつらももう、いるんじゃないのか。
…行くぞ。」
そう言って、もっと元気に歩き出す銀時を追いながら、万事屋へ向かった。
銀時が、入口のドアを開ける。
_「銀さん、お帰りなさい。」
_「銀ちゃん、お帰りアルヨ。」
ん?一人だけなんか、チャイニーズ臭ぷんぷんの言い回しをする女子の声が…
_「あ、銀ちゃん、それ 誰アルか?
彼女か、オイ。」
_「まさか、神楽ちゃん。それはないんじゃない?ヒドイよ、それは。」
_「んだと、コルァ。ちげーよ、そいつはオレの彼女なんかじゃねぇ。
…友達だ。」
_「えぇっ?友達ィィィィ?大丈夫アルか?
だって、銀ちゃんの友達、ロクなやついないネ。」
_「…まぁ、確かに。」
と、メガネ君が答える。
まぁまぁ、と銀時が仕切りなおす。
_「この人を、紹介しよう。
こいつは、零杏だ。だ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ