第07話:皇城へ………!!
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』の背中に昇って座席に座りベルトで身体を固定しました。昨日座席を作る時についでに作っておいたゴーグルを掛けて準備完了です。
「『ヴァルファーレ』、それじゃ出発しよう。皇城まで宜しくね。」
[了解した。それでは行くぞえ。]
ふわっと浮き上がるのを感じて、どんどん小さくなっていく父上や母上、メアリーに手を振りました。
そのまま、グングンと上昇を続け、1000メールくらいの高さまで上がります。この高さならいきなり何かに襲われることもないでしょう。
「『ヴァルファーレ』この位の高さであっちの方に飛んで下さい。」
『ヴァルファーレ』は僕が指さした方向に首を向けると、一気に加速して飛び始めました。スピードといい、運動性能といい、風竜どころかサイトの零戦でも追いつくことは出来ないでしょう。『ヴァルファーレ』の力なのか僕の身体の前方にシールドが張られたようで、息をするのにも問題ありません。万一、原作のアルビオン戦に係わったとしても、この『ヴァルファーレ』や『シヴァ』、『イフリート』を召還すれば、あっという間に殲滅できるでしょうね。
途中、何も変わった事は起きず、1時間位空の旅を続けると、もう『ヴィンドボナ』が見えてきました。天気が良いおかげで遙か地平線まで見渡すことが出来ます。地平線を見ていると、この世界も丸いんだという事が判りました。こんなに順調だと気分はすっかり遊覧飛行ですね。
さて、この辺から『ヴィンドボナ』の近衛隊に注意が必要でしょう。出会っていきなり攻撃してくることはないと思いますが、見たこともない大きな幻獣が飛んでくるのですから、最低限止められて誰何されるはずです。
「『ヴァルファーレ』、このまま『ヴィンドボナ』上空に進入して、ゆっくりと螺旋降下してください。たぶん『ヴィンドボナ』の近衛隊が来ると思いますから攻撃しないようにお願いします。」
[解った。それで、万一向こうから攻撃してきた場合はどうするのじゃ?]
「一応避けるだけにしてください。僕が説明すれば解ってもらえるはずですから、攻撃はしないようにお願いします。」
[そうか。何にせよ主に危害が加わるようなことにならない限り、こちらからは手は出さないようにしよう。]
その後、2分ほどで『ヴィンドボナ』上空に到着し、螺旋降下に入りました。だいたい地上200メール位まで降りて来たところで、近衛隊のマンティコアが4機も近づいてきて呼びかけられました。
「止まれ!!何者か?此処は『ゲルマニア』首都『ヴィンドボナ』である。このような見たこともない幻獣に乗っているが何用があって来たのか答えよ。」
マンティコアに乗った4人の近衛兵は、完全に戦闘態勢に入っています。3機の近衛兵は『ヴァルファーレ』の両横と後方
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