託す答え
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っ・・・・!」
「ハル??」
相手の突きを躱し、距離を取ったカナがハルマを呼ぶ。勢いよく壁にぶつかったものの大したダメージはないようで、カナはホッと息を吐く
「そう呼ぶなって言ってんだろ」
「あはは。ごめん。つい」
「とりあえず封印術ないか?」
「ないわよ。でも、封印しなきゃそのまま。どうにかしなきゃ」
男が話した言葉から封印しなければならない事は分かっている。だが、二人が使える封印術は無い。これが必須な為にどうにかしなければならないが、使えない以上は誰かが上に来るのを持ち堪えるしかなかった
「なら、雷遁で動きを縛るか。俺のチャクラならそう簡単に動けない。それまでにリン先生かオビトさんが来るのを待つ」
勿論、二人である必要は無い。味方の誰かが来るまで持てば良いのだから
「なら私が点穴を突くわ。そうなったら不死でもチャクラは練れない」
「分かった。任せる」
ハルマが印を結び、複数の火の玉を口から放つ
「(火遁・鳳仙火の術!)」
チャクラで操っている為に避けるのは困難だ。しかし当たる直前に土流壁を出され、壁に当ててしまえば避けれなくとも問題はない
「(土遁・土流壁!)」
続いてカナが八卦空掌を放つが、土流壁は完璧にそれを防いでしまう
「あの術をやるか?まだ未完成だけど」
「止めときなさい。腕が壊れるわよ」
ハルマが印を結び、口から放たれた雷が龍を象る
「(雷遁・雷龍弾の術!)」
雷龍弾は男に躱されたが、この術は動きを制限している土流壁を壊す為に発動したもの。最初から土流壁を狙っていたものだ。そして、躱した事で隙が出来た男はカナの領域内にいる
「私の領域にいる貴方は逃げられないわよ!」
「柔拳法・八卦六十四掌!」
八卦六十四掌。日向宗家の跡目だけに伝えられる奥義。身体に張り巡らされたチャクラの通り道 経絡系を突く技だ
二掌・・・・・・四掌・・・・八掌と経絡系上にある点穴を突いていく
「十六掌??」
「三十二掌??」
「八卦六十四掌??」
理論上、正確に点穴を突けば相手のチャクラの流れを止める事も増幅させる事も思いのままにコントロールできるとされている。そしてカナは六十四の点穴を突いた。最早チャクラを練る事はおろか、立ち上がる事も適わないだろう
「これで貴方は立ち上がる事さえ出来ないわよ」
「日向の娘・・・・慢心するな。俺はまだ」
彼は刀を手にカナへ迫る。点穴を突いたのにまだ立ち上がれる事実にカナは一瞬、動揺してしまう
「下がってろ。ここからは俺一人でやる??」
ハルマはクナイで夜桜を受け止めていた。彼がチャクラを練れないようになっているのは確かだろう。今、動かして
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