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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
647部分:第五十話 タムタム、子供を可愛がるのことその六
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第五十話 タムタム、子供を可愛がるのことその六

「それは」
「じゃあミナも?」
「誰かの世話になっている」
「この人に」
 こう言ってだった。左手で劉備の手を指し示したのだった。
「お世話になっているの」
「そうしているか」
「そうなのか」
「そう。そうなっているの」
 また話すミナだった。
「今はそうしているから」
「それはわかったけれど」
「ミナのことは」
 二人はそれはわかるというのであった。そしてそのうえで彼女に更に尋ねた。
「けれどそっちのおっぱいの大きい可愛い人は」
「どうしてここに来た?」
「ええ、実はね」
 ミナは劉備と自分達がここに来た理由を二人に対して細かく話した。それを聞いてだ。二人は腕を組んでこう言うのだった。
「それでなんだ」
「それで猛獲のところに行くか」
「そうなの。それでなの」
 また話すミナだった。
「別に悪いことをしに来たのではないわ」
「それはわかった」
 タムタムはミナの言葉に頷いて返した。
「ミナは悪人と手を組まない」
「そうよね。それじゃあこの劉備さん達もね」
「悪い奴等じゃない」
「うん、絶対にね」
「それはわかった」
「充分に」
 二人はこう話していく。
「それならこれからね」
「猛獲のところに案内する」
 話は決まった。そうしてであった。
 二人は一行を猛獲のところに案内することになった。話は劉備達が驚く位あっさりと決まった。そうしてその案内される道中でだった。
 張飛がだ。こう言うのだった。
「最初見た時は驚いたのだ」
「驚いたって?」
「チャムチャムはともかく」
 そのチャムチャムに対して話す張飛だった。
「そっちのタムタムは人間には思えなかったのだ」
「そうなの」
「まずやけにでかいのだ」
 その背丈はだ。張飛の優に倍以上はあった。異常なまでの大きさだった。
「大門より大きいのだ」
「大門って?」
「大門五郎。鈴々達の仲間の一人なのだ」
 そうだというのである。
「そいつよりもまだでかいのだ」
「タム兄ちゃんってそんなにでかいんだ」
「大きいなんてものじゃないです」
「そうですよ」
 孔明と鳳統もだ。そのタムタムを見上げて話す。
「こんなに大きいし」
「お腹は細いし」
 二人はタムタムの身体全体を見て話しているのだった。
「何か凄いんですけれど」
「本当に」
「タムタム凄いか?」
 そのタムタムからの言葉である。
「タムタム別におかしくない」
「おかしくはないのだ」
 張飛もそれはそうではないという。
「ただ」
「ただ?」
「大きいにも程があるのだ」
 こう張飛を見上げてまた言うのだった。
「多分体重も物凄いのだ」
「ああ、それは全然なの」
 タムタムの体重
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