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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0133話『空母夏鬼の打倒艦隊』
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に落としてしまったのですから落ち込んでいる物かと思っていたのですけど、もう引きずってはいないようで安心したのですわ」
「あぁ……ありがとう熊野。大丈夫だよもう復帰しているから」
「それなら安心ですわね」

熊野は意外とこういう気遣いが出来る子だからな。さすが淑女(レディ)だな。
熊野の気遣いに癒されながらも他のみんなを見ていると蒼龍と葛城が二人して「頑張ろうね」と言い合っていた。
うん、この二人は相変わらずで安心するね。
さて、第二艦隊の方はどうなっているかな?

「神通。いけそうか……?」
「はい。この神通にお任せください。夜戦では存分に活躍させていただきます。駆逐艦の皆さんも頑張りましょうね」
「うん。僕に任せてよ」
「はい。綾波も頑張ります!」
「司令官! 吹雪にお任せください!」

神通の言葉に三人が元気に反応をしてくれた。
うん。これなら安心だ。
だけど一人いつも通りにだるそうな子がいた。

「……もう加古? そんなに眠そうなんてダメよ?」
「あれー? 古鷹ー?」
「足柄よ! いい加減しっかりしなさいな!」
「わぁかってるよー……その前に寝ていい……?」
「砲弾を食らわせるわよ……?」

足柄が額に怒りマークを作って怒っているな。
うーん、やっぱり加古は古鷹と組ませた方がよかったかな……?
しかし古鷹はもうE-2で使ってしまったしな。
足柄には加古の面倒は荷が重そうだし。
私の不安を察したのか他のみんなが、

「大丈夫です! 加古さんは私達でなんとか海域に入るくらいには覚醒させておきますから!」
「任せたぞ吹雪?」
「はい!」

これで若干不安が残るけど全員の体調は確認できた。
それじゃさっそくだけど出撃してもらおうか。
今回は海域に移動するだけでも時間を食うのだからさっさと行ってもらわないとな。

「それじゃみんな。出撃してくれ。戦果を期待しているよ」
「「「了解」」」

それで一同は港へと出て行って艤装を展開して出撃していった。
まだ眠そうな加古はそのうち起きるだろうという希望的観測を信じて……。







「……でも、私達って空母棲鬼って戦った事がないからよくわからないんだよねぇー」

私、蒼龍はそう言ってみんなに話す。
それにみんなも同意なのか頷いてくれた。
前のイベントで最後に登場したらしいのが2014年秋の小規模作戦である『発動!渾作戦』で初めて登場したらしいんだけどその時はまだ提督が着任して間もない練度の低い頃だったから最奥のステージまで行けることが出来なくて結局は会わずじまいだったからね。

「でも、そんな事を言いましたら葛城だってまだ出会った事がない深海棲艦はたくさんいますよ?」
「まぁそうなんだけどね。葛城も
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