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レインボークラウン
第四百六十話

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              第四百六十話  美奈子に聞くと
 華奈子は家に帰って美奈子に体育の授業で言われたことを話した、すると美奈子はこう華奈子に対して言った。
「スポーツもあるけれど」
「それだけじゃないっていうの」
「ええ、魔法も身体動かすでしょ」
「ええ」
 その通りだとだ、華奈子は美奈子に答えた。二人でお菓子とジュースを楽しみながら。
「何かとね」
「バンドでも身体動かすし」
「クラウンのね」
 こちらの活動も続けているのだ。
「いつも汗沢山かくわ」
「それもあるしお勉強も」
「お勉強も?」
「華奈子最近結構熱心だけれど」
 家で勉強もしてそのせいで成績も上がっている。
「お勉強してた頭疲れるでしょ」
「ええ、長い間していると」
「頭を使うとカロリーを使うから」
「そうだったの」
「何でも脳って凄くカロリーを使う場所で」
 美奈子はこれまで聞いた話から華奈子に話した。
「お勉強をするとかはね」
「カロリー使うの」
「そうみたいよ」
「じゃああたしが太らないのは」
「そうしたところでもカロリーを使ってね」
 それでというのだ。
「余計にだと思う話」
「そうなのね」
「カロリー消費はスポーツだけじゃないのよ」
「色々とあるのね」
「そう、だからね」
「お勉強も魔法もバンドも」
「何でもしていけばいいのよ」
 痩せたいと思えばというのだ。
「それこそね」
「まあ別に極端なダイエットは考えてないけれど」
 それでもとだ、華奈子は答えた。
「極端に太ると困るし」
「そう思うならね」
「何でもやっていくわ」
「そうしてね」
 美奈子は華奈子に微笑んで返した。
「太り過ぎは流石によくないし」
「そういうことよね」
「太り過ぎにならない為には」
 まさにというのだ。
「何でもしてみる」
「そういうことね」
 華奈子も笑顔で応えた、そしてこの日は塾でカロリーを消費したのだった。


第四百六十話   完


                    2017・7・3
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