先輩禁止
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。改めてよろしく」
「「「「「はい!!よろしくお願いします!!」」」」」
こうして新体制として突き進んでいくこととなった音ノ木坂学院野球部。そこでようやく、連絡事項へと話が移る。
「これから連絡事項だが、まず、今週の土曜日、練習試合を組ませてもらった」
「おおっ!!」
「ついに初めての実戦ですか!!」
「テンション上がるニャー!!」
「相手はどこですか?」
ようやく九人揃ったところで、実戦を積んでいこうと練習試合を組んできた剛。彼はことりからの問いに、全員を落ち着かせてから答える。
「元々二校でやるところに入れさせてもらったから変則ダブルヘッダーになるんだが、一試合目は福岡の大濠中央。二試合目はグラウンドを提供してくれる埼玉の華崎徳春だ」
「「華崎徳春!?」」
対戦校を聞いた瞬間目玉が飛び出しそうになっているのは野球知識豊富な二人。なぜ彼女たちがこれほどまで驚いているのかわからない穂乃果たちは面を食らっていた。
「どうしたの?にこちゃん、花陽ちゃん」
「どうしたのじゃないわよ!!華崎徳春っていったら今年の選抜大会ベスト8の強豪よ!?」
「なんでそんなところが受けてくれたんですか!?」
どんな部活動でも強い学校とそうでない学校というのは大きく別れている。女子野球でもそれは例外ではなく、いきなりの強豪との対戦に驚愕していた。
「変則ダブルの二、三試合目だから、相手はレギュラーメンバーじゃないかもしれないけど、どっちも全国に出てくるレベルだから実力を知るという意味合いではいい相手だろ。で、今から初戦のポジションを決めて行こうと思う。最初はもちろん花陽が投げるから、花陽と穂乃果以外で好きなポジション着いてくれ」
「「決め方雑!!」」
てっきり投手と同様に各ポジションをテストしていくのかと思っていたら、まさかの投げやり具合に突っ込まずにはいられなかった。
「試合しながらポジションは決めていくし、人数がギリギリだからな。できるポジションはできるだけ多い方がいい」
そう言って早速練習を始めようと守備につかせノックバットを手に取る。明確になった最初の目標に、選手たちの気持ちは昂っていた。
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