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KANON 終わらない悪夢
59奇跡の恋シーズンゼロ、3.5、3.8、4,5
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 奇跡の恋シーズン4,それは美汐が自分の恋愛を、マコピーの口を通じて自分の教室で独演会をヤラカシて広めたストーリーである。
 病弱な少女が残る余命の中で織りなす恋愛であるシーズン1,それが恋バナで当たってしまったので急遽制作された短編であるシーズン2、美坂香里主演の「たった一晩の初恋編」。
 続くシーズン3、初恋の少年少女が再び出会ってしまい恋に落ちるまで、シーズン1と2を横から見せられてしまう、視点とナレーションが違う画像再利用のダイジェスト、月宮真琴主演の「悲恋編」。
 満を持して製作期間と予算を割いた?シーズン4,それは主君である一族の少年と少女が織りなす身分違いの淡い恋愛、許されない濃い?の果てに、時代錯誤な名誉殺人が少女の親族によって行われようとした。
 そこでまるで怪盗のように少女を拐い、救い出してくれた先輩。
 仲裁に入った上位の一族の取りなしもあって、一族は和解し、美汐を献上して嫁入させると言う形で結ばれる二人。
 そこで祖母から聞かされた衝撃の事実、祐一とは子供の頃に一緒に過ごし、死に別れたとばかり思っていた約束の少年。まさに運命としか言えない7年越しの悲恋。
 それが教室で涙混じりに語るに語られ、それも純血の妖狐であるマコピーの声で発声朗読されたので、男子連中は壊滅状態、女子も魅了されてしまい、その内容を「とある女子」が改変して、即脚本として書き上げてしまい、次の寸劇を発表する機会「香里の披露宴」での出し物として発表されてしまう運びとなった。
 香里の結婚式後の披露宴なので、香里自身の恋愛を寸劇で再現すればよかったのだが、劇の脚本としては、弱かった。
 香里本人の朗読劇とか一人芝居なら成立したが、登場人物二名、電話で栞と名雪が登場するだけの、病室内でのシチュエーションコメディ、あまりにも舞台劇としては弱かった。
 そして、演劇部の連中には「天野家」の人物が多すぎて、その意向が反映されすぎていた。

 改変された脚本では、中東系フランス人の少女が、卒業旅行でクラスメイトと共に両親の故郷である中東の国を訪れ、観光などをしていた所、肌の露出や安ホテル内での飲酒で宗教警察に逮捕されてしまう。
 ネイティブなフランス人である友人は大使館なども通じて釈放。しかしヒロインは父方の親族に引き渡されてしまった。
 駆け落ち同然で国外逃亡して、父が敵対する部族の娘を連れて身分違いの恋を実らせて結婚していた両親。
 そこに囚われのヒロインが宗教警察から親族に引き渡され、まるで売春婦のような身なりで町中を歩いて飲酒までしたとして拘束。
 外国人と一緒で髪も隠さずに、肌を露出した夏の装いで中東の町中を歩き飲酒。許されない行為の数々を行い、その反省すらしないヒロイン。
 未だに悪態をついて父の親族にまで人権だの女性の権利を言い張
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