暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1793話
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
動きを止めた事だ。

「うおおおおおおおおおおっ!」

 白炎を発生させ、次々に死神に向かって放つ。
 そんな行動は死神にとっても予想外だったのか、次々に死神の身体が白炎に焼かれているように見えた。
 だが……白炎を放ちながら、実際に死神には殆どダメージがない事は、その姿を見れば分かる。
 ちっ、どうやら炎に対して強い耐性を持っているらしい。
 取りあえずこのままここで戦った場合、間違いなく意識を失ってるゆかりは死んでしまう。
 それを許容する訳にはいかない以上、俺に出来るのはゆかりを連れてこの場から離れるだけだった。
 幸い……という言い方は若干どうかと思うが、それでも死神は白炎によって視界が塞がれている。
 逃げ出すだけであれば、特に問題はないだろう。
 ついでとばかりに、二十匹近い狼、虎、獅子といった炎獣を生み出し、そのまま死神に向かって攻撃するように命じる。
 炎に強い耐性を持っていようと、それでも俺の白炎から生み出された炎獣だ。
 時間稼ぎくらいは容易に出来るだろう。
 炎獣達が一斉に死神に襲いかかるのを横目に、その内の1匹が持ってきたゲイ・ボルグを空間倉庫に収納し、俺は床に倒れているゆかりをそのまま強引に抱き上げる。
 その際に色々と触れてはいけないだろう微妙な場所に触れもしたが、この緊急事態だからゆかりには泣き寝入りして貰うとしよう。
 ともあれ、俺はそのままゆかりを抱き上げると、近くにある階段に向かって突っ込んでいく。

「メギドラオン」

 背後から聞こえてきたその言葉と共に、周囲に巨大な爆発のようなものが起きているのを感じながらも、俺は何とかゆかりと共に階段を降りる事に成功するのだった。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ