暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
4部 闇の書事件
1章 帰ってきた早々にトラブル発生
嵐の前の静けさ〜引越しです
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リンディの挨拶に、なのはの両親である高町桃子と士郎が笑顔で言葉を返した。
すると、挨拶を終えた桃子が俺へと話し掛けてくる。
「綾ちゃんも久しぶり」
「はい、お久しぶりです。昨日は急に変更になって申し訳ありませんでした。」
「元気そうでなによりだよ」
士郎も笑みを浮かべながら綾へと声を掛けた。
そしてしばらくの間談笑していると、士郎がリンディへと質問を投げた。
「フェイトちゃん三年生ですよね? 学校はどちらに?」
「あ、はい。それなら……」
士郎の質問にリンディが答えようとすると、
外でなのはたちと話しをしていたフェイトが箱を持ってやってきたのだ。
「リンディてい……リンディさん、あの、これって……」
フェイトが困惑しながら箱の中身を見せてくる。するとそこには
「制服だね。それも聖祥・・・私達と同じ小学校だね」
俺はその制服を見て静かに呟き、
リンディがその言葉を引き継ぐように言葉を続けた。
「転校手続きはしておいたから、週末からなのはさんたちとクラスメイトね」
「あら、本当にっ!」
「聖祥小学校か。あそこは良い学校ですよ。そうだよな、なのは」
「うんっ!」
笑顔で話すリンディに桃子が嬉しそうに声を上げ、
士郎の言葉になのはも笑顔で頷いた。
だが、フェイトは現状についてこれないのか、困惑の表情を浮かべていた。
俺はというとどんな権力使ったのだ同じクラスって出来すぎでしょっと思ったのだが、すごく幸せそうなフェイトを見た瞬間。
こちらもほんわかしてどうでもよくなっていた
「ありがとう、ございます……」
皆の視線に恥ずかしそうに頬を赤く染めながらも、
フェイトは嬉しそうにそう言葉を口にした。
そんなフェイトを皆は笑顔で見つめていた。
その後、俺はフェイト、なのは、アリサ、すずかとお茶をしながら話をしていた。
リンディは帰宅、士郎と桃子は仕事があるからといなくなり、
俺も帰宅しようかと考えていたのだが、
アリサに捕まりこの場に留まることを余儀なくされてしまったのだ。
綾は心の中で溜め息を吐きながら、四人の話しに耳を傾けていた。
「でも、フェイトと綾が知り合いだったなんて、今日初めて知ったわ」
「そうだね。ビデオレターでもそんな話は出なかったしね」
「ビデオレター?」
なのはの説明によるとなのはとフェイトでそんなことをしていたらしい。
そうよと、アリサが苦笑しながら答えた。
すると、アリサが僅かに身を乗り出しながら質問してきた。
「それで、綾とフェイトってどういう関係なんですか?」
「関係?」
「妙に親しげだし」
「なのはと同じ時期に知り合ったんだよ
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