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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0132話『E‐3攻略と断念する心』
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じ気持ちになっているのは分かっとるからな。

『それじゃみんな。もし、後一回出撃して倒せなかったら甲作戦から丙作戦に落とそうと考えているんだけど、いいか……?』

司令官の言葉は少し弱弱しかった。
司令官も悔しいのだろう。
ここまで来て今までの苦労をリセットしてしまうという事が。
うちらやって悔しい。
でも無駄に資材を消費するのもなるべく避けたい。
すでに燃料弾薬は三万から四万は消費したしな……。
ここらが諦めどころやろうな。
後段作戦でのことも考えるともう決断しないとアカン。
だからうちは言ってやった。

「司令官の気持ちに従った方がええと思うよ。うちらは誰も司令官の事を責めたりはせぇへん。だから決めるなら決めてええで」
『すまない…龍驤』
「ええて」

それで司令官は決断をしたのだろう。
後一回出撃してダメだったら丙作戦でやり直すという事を。
それからは早いモノやった。
今までの苦労が嘘のように輸送作戦も速攻で終わらして重巡夏姫を軽く捻ってやることが出来たので少し気持ち的には消化不足やけどこれも仕方がない事やとうちは鬱憤は心に隠しておこうと決めた。
そしてなんとかE-3も攻略が完了した。
執務室に入ると司令官が少し表情がやつれていたのが印象的だったからなぁ。
また次を頑張ればええんや!と励ましてやった。
こうでもしないと司令官は引きずるからな。



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