第32話
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測を聞いたトワは信じられない表情をし、クレア大尉は戸惑いの表情でオリヴァルト皇子に訊ねた。
「ああ。レン君の説明にもあったように”魔神”とは”闇夜の眷属”の中でも”最強の種族”と恐れられているだけあって、身体能力、魔力等あらゆる能力が他の種族と比べると圧倒的に秀でていて、その圧倒的な能力のお陰で”魔神”が放つ技や魔術はどれも”兵器クラス”の威力で、奥義や大魔術クラスになるとそれこそ軍隊どころかガレリア要塞のような堅牢な要塞も一瞬で灰燼と化する事ができるのさ。」
「な――――――」
「ほええええええ〜っ!?”魔神”って言う種族って、そんなに滅茶苦茶強いの〜!?」
「まさに正真正銘の”化物”じゃないですか!」
「甘いわね。実際に”魔神”の力をその目にしたら、”化物”という評価すらも生温いと思うわよ?」
「アハハ………ちなみに異世界の私達の知り合いの中にはその”魔神”や”神”すらも超える存在――――”神を殺した存在”もいるんだよ?」
オリヴァルト皇子の答えを聞いたクレア大尉は絶句し、ミリアムは信じられない表情で声を上げ、表情を引き攣らせて声を上げたマキアスにシェラザードは疲れた表情で指摘し、アネラスは苦笑しながら答え、アネラスのとんでもない答えを聞いたその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「ハア!?”神を殺した存在”―――”神殺し”まで異世界に存在するの!?」
「何で異世界って、そんな滅茶苦茶な存在がゴロゴロいるんだよ………」
「そのような”超越者”達が多数存在しているのですから、異世界は恐らく”神話”に出てくるような世界なのでしょうね………」
「”神話に出てくるような世界”か………」
アネラスの話を聞いたセリーヌは信じられない表情で声を上げ、トヴァルは疲れた表情で呟き、不安そうな表情で呟いたエマのある言葉が気になったガイウスは静かな表情で考え込んでいた。
「殿下。先程その”魔神”という存在はエヴリーヌ殿とプリネ皇女殿下の使い魔という存在だとの事ですが……」
「プリネ姫には彼女に従う4人の異種族の使い魔がいてね……その内の一人の使い魔がアムドシアスという名前の”魔神”なのさ。」
「ええっ!?そ、それじゃあプリネ皇女殿下はその”魔神”という存在を従えているんですか!?」
「”アムドシアス”……―――!ま、まさかその”魔神”は……!」
「ソロモン72柱の1柱、”一角公”アムドシアスなのかしら?」
アルゼイド子爵の質問に答えたオリヴァルト皇子の説明を聞いたトワが驚いている中ある事に気づいたエマは信じられない表情をし、セリーヌは目を細めて訊ねた。
「ああ。まあ、本人は自分の事を”美を愛する魔神”にして、”音
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