第32話
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その事を知れば間違いなく動揺するでしょうね。」
「それに”総参謀”であるルーファス卿と”領邦軍の英雄”の一人として称えられていたオーレリアまで戦死した事は、貴族連合軍全体の士気を下げているだろうな………」
「貴族連合軍がそんな状況で、その貴族連合軍を潰す相手はよりにもよって、”殲滅天使”を参謀にしているメンフィルの精鋭部隊だろう?”殲滅天使”の事だから、徹底的に貴族連合軍を叩き潰す謀略を考えているんだろうな………」
ラウラやサラ、アルゼイド子爵の推測を聞いたトヴァルは疲れた表情で溜息を吐き
「ま、その意見には同感ね。というかあの娘を敵に回した時点で、相手の方が哀れに思えるような結末になると思うわ。」
「アハハ……でも、逆に考えればそんなレンちゃんが味方だったら、とても心強いじゃないですか。」
トヴァルの意見に同意したシェラザードの答えを聞いたアネラスは苦笑しながら答えた。
「ハハ、アネラス君の言っている事にも一理あるね。――――エリゼ君、私達の食事が終わったらレン君を呼んで来て貰えないかい?予定していた時間より少々早いが、彼らは”答え”を出したのだから、それを彼女にも教える必要があるだろうしね。」
「―――かしこまりました。」
オリヴァルト皇子の要請に対してエリゼは会釈をして答えた。
その後アリサ達が食事を終えると、エリゼの後片付けを手伝い、後片付けを終えるとエリゼは部屋から退出した。そして数分経つとレンが再び部屋に入って来た――――
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