第32話
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も気づいて自分自身を責めるでしょうから、父さんの息子としてその罪悪感を少しでも和らげたいんです。」
「マキアス…………」
マキアスの答えを聞いたエリオットは辛そうな表情をし
「………わたしはわたし自身の事情があるから、”殲滅天使”―――特務部隊の指揮下に入る事に賛成。」
「フィーの事情って………」
「貴族連合軍に雇われている”西風の旅団”の猟兵達ね?」
フィーの話を聞いたアリサが戸惑っている中サラは複雑そうな表情でフィーに確認した。
「ん。多分”殲滅天使”達は貴族連合軍に雇われている猟兵達に関しては言葉通り”殲滅”するだろうから、例えゼノとレオが殺されるにしても、せめて二人の口からゼノ達―――”西風の旅団”のみんながわたしを置いて行った理由を聞きたい。」
「猟兵達は”殲滅”って………確か”特務部隊”は派閥争いを止めさせるために領邦軍―――貴族連合軍の一部も協力させるとの事だから、貴族連合軍が雇っていた猟兵達も協力させるんじゃないの?まあ、遊撃士の私達からすれば、天敵の猟兵達まで協力させることは複雑だけど………」
フィーの推測を聞いたアネラスは不安そうな表情で推測を呟いた後複雑そうな表情をした。
「―――いえ、恐らくレン達は猟兵達に関しては生かさず全て”殲滅”すると思うわ。”猟兵”は”報酬”で動く存在だから、報酬外の仕事――――領邦軍と一緒に特務部隊の指揮下に入る事なんてありえないでしょうし、”リベールの異変”の際襲撃してきた結社の”強化猟兵”や結社が雇った猟兵達に対するメンフィルの対応を考えれば、猟兵を生かす可能性はゼロよ。」
「かつて第三柱――――”白面”主導の下によって行われた”福音計画”に投入した強化猟兵や結社が雇った猟兵団―――”赤い星座”と”西風の旅団”の猟兵達はメンフィル軍によって、壊滅的な被害を与えられた為、”リベールの異変”に関わり、生き残った猟兵達は僅かな人数ですから、シェラザード様の推測は恐らく当たっているかと。」
「そもそも”特務部隊”には”魔神”のエヴリーヌ君やプリネ姫の使い魔であるアムドシアスがいるからね………”魔神”である彼女達はその気になれば、貴族連合軍どころかエレボニア帝国を僅かな時間で灰燼と化する事ができるのだから、そんな強力な戦力を”特務部隊”が有している以上、わざわざ猟兵達を雇うような無意味な事をしないだろうから、特務部隊は猟兵達を活用するつもりは最初からないと思うよ。」
シェラザードとシャロンの推測や説明に続くようにオリヴァルト皇子は疲れた表情で自身の推測を答え
「エ、”エレボニア帝国を僅かな時間で灰燼と化する事ができる”って……!」
「……殿下。”魔神”という種族はそれ程までに強力な種族なのですか?」
オリヴァルト皇子の推
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