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誘拐篇
4 獣のざわめき
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  _ 今日はゆっくり体を休めてくれ…オレの横で…」



  _「…畳の上でか?」

  _「…いや、よく見ろ。布団の上でだ…」



  確かによく見ると、布団が敷いてある。



_いつの間に!?



  反論する間もなく、唇を奪われ、体の上に乗られ、身動きが取れなくなった。

  全身を愛撫される。



  本当は嫌なはずなのに、なぜだか…抗えない…




  そしてあいつは、私の身も心も暴いていった…。
  まるで、今までの分を全部 埋め合わせるように…



  もう、抗えない…

  その時、私の中の「獣(自分)」が、呻きだした…。

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