暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
4部 闇の書事件
1章 帰ってきた早々にトラブル発生
いつの時代も偉い人は苦手
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「はは、聞いていたとおりの人だね、
なかなか心を開いてくれないと」

俺はクロノのほうを一瞬みてから

「誰が言ったんでしょうね〜、いえいえ今は結構信頼はしていますから安心してください」

 クロノの足を踏んで言ってやった
痛そうにこちらを見ていたが、そんなことは知らない

「では、フェイトくんの面談を始めようか。
といっても、そこまで硬い内容でもないんだけがね」

 フェイトは少し緊張した面持ちで背筋をピンと伸ばしている。
そんなフェイトの表情を見て、グレアムは苦笑を浮かべながらフェイトへと質問を開始した。

「私からの質問は以上だね」

「はい。ありがとうございました」

 グレアムは資料から目を離しながらフェイトとなのはへと笑顔で話しを終えた。

結局、世間話に近いけれど
いくら大人びているからといって難しい話なんて
出来るはずないからそれでいいんじゃないと思った。
俺は3人の顔を見れただけでも良いと思っている

「では、最後に私から一つだけ言っておきたいことがある」
「はい」

 すると、グレアムが笑みを消し真剣な表情となりながらフェイトへと話し掛けた。

「私が約束して欲しいことは一つだけだ。
友達や自分を信頼してくれる人のことは決して裏切ってはならない。
これが守れるなら、私は君の行動について何も制限しないことを約束するよ。できるかね?」

「はい。必ず」
「うむ、いい返事だ。では、話はこれでお終いだ。
疲れていただろうに、すまなかったね」

「いえ、ありがとうございました」

グレアムの労いの言葉に、
フェイトとなのはの二人は頭を下げた。

そして、フェイトとなのはは退出するため扉の方へと向かっていき、
それに続いて俺も向かった

「では、これで失礼します。あ、それから」

 すると、クロノが退出しようとしていた足を止め、グレアムへと振り返った。

「もう聞き及びかもしれませんが、
先ほど自分たちがロストロギア闇の書の捜索、調査担当になることが決定しました」

「そうか。言えた義理ではないかもしれないが、無理はするな」

クロノの言葉を聞き、グレアムが静かに頷いた。

「大丈夫です。"急事にこそ、冷静さが最大の友"――提督の教えどおりです」

「……うむ。そうだったな」

「では、失礼します」

「そうそう、お付の人身体は大丈夫ですか」

立ち去る前に俺は使い魔にそう聞いた

 理知的そうな感じの女性から

「どういう意味ですか?」

「深い意味なんてないよ
何だかお疲れみたいな感じがしたから?
少しだけ心配したの?深い意味じゃない」

「ご親切にどうも」

多少のけん制になった
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