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FAIRY TAIL ー唯一の滅竜魔導士ー
語られる過去
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戦ったの!シモンは重傷でロブおじいちゃんは死んじゃって、他にも怪我人は沢山いるけど、勝ち取ったよ!』

私がそう言っても、アルマは何故か悲しそうな表情でジェラールは変わらない様子。

『エルザ、今すぐここから離れるんだ。』

『え…?何言ってるのアルマ…?』

『エルザ、本当の自由はここにある。』

ジェラールはまるで壊れた人形のように高笑いし始めた。

『ジェラール…?何を言ってるの…?』

『エルザ、この世界に自由などない。本当の自由は"ゼレフの世界"だ!』

そうジェラールが言った瞬間、人を殺していった。

それからすぐに私に魔法を飛ばしてきたが、アルマが全て私から守ってくれる。

『ジェラール…!』

『エルザ!』

アルマが影に隠れ、私の肩を両手でギュッとしてから焦ったように言った。

『僕がジェラールを止める、だからエルザはここから逃げるんだ。』

『何言ってるの、アルマ!』

『また会おう。お互い生きていれば、いつかまた会えるから。』

そうアルマは笑顔で私に優しく言うと、ジェラールに向かって走り出した。

その後、私は無我夢中でアルマの言いつけを守るために走り塔から逃げた。



「私はジェラールを…倒すんだ…!」
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