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FAIRY TAIL ー唯一の滅竜魔導士ー
語られる過去
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ってしまった、もし、人を悪と言うならば私は…ジェラールをそういうだろう…」


そこから反乱を起こし、兵士を倒した。

『今日中には懲罰房の階まで行かなきゃ…』

『それは無理だ!兵士があちこちにいるんだぞ!?』

『それでも、ジェラールを助けなきゃ…!』

そう私がシモンに反論すると、ウォーリーが何やらシモンに言った。

『こりゃ脈はないみたいだぜ、シモンくん。』

シモンは顔を赤くして私の方を見てから口を開き。

『え、エルザはジェラールの事が好きなのか?』

『い、今聞く事じゃ無いよ!』

そう話しているといきなり爆発が起こった。

『シモン!』

目の前で倒れているシモン。

『ま、魔道兵団だ…!』

ウォーリーがシモンを肩で支えて、ショウも近くにいる。

『魔道兵団は無理だー!』

『待って!逃げないで!』

どれだけ声を出しても皆は遠ざかる。

──駄目、ジェラールを助けなきゃいけないの…!

『皆…逃げないで…!』

『邪魔だ!』

大人の人に押され、私は地面に転ぶ。

前を見れば既に近くまで近づいている魔道兵団。

『あ……』

私の身体は恐怖で動かない。

そして魔道兵団が魔法を私に向けて飛ばしてきた。

『姉さーん!』

『エルザー!』

でも、いくら待っても私の元に魔法は来ない。

『ロブ…おじいちゃん…?』

その後全て私に飛んできた魔法はロブおじいちゃんの魔法で弾かれ、魔道兵団を消した。

でも、その代わりロブおじいちゃんは死んでしまった。

『ロブおじいちゃん……!』

──魔法は信じていれば、いつか必ず使えるよ。

エルザちゃんなら大丈夫。

その瞬間、私は魔法に目覚めた。

『あぁぁぁぁぁー!』

近くにあった剣たちが浮かび、魔道兵団に放つ。

私が剣を持って戦おうとした時、後ろから肩を叩かれた。

『ここは僕が戦う、エルザはジェラールを助けに行って。』

『アルマ、何言って…!』

『僕も戦える。』

すぐ側まで迫っていた魔道兵団にアルマが私をかばうようにたった。

『黒竜の咆哮!』

アルマの口から出た黒い魔法に魔道兵団は一気に倒されていく。

『アルマ…魔法が…』

アルマは私に微笑んでから『内緒にしててごめんね。』と言ってからポンと私を押した。

『ほら、早く行って。ね?』

私はアルマに背中を押されて、ジェラールのもとに走った。



私がジェラールのもとにたどり着いた時には、アルマもいた。

『ジェラール!アルマ!』

『エルザ…』

『来たか。』

『ジェラール全部終わったよ!アルマも助けてくれて、
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