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FAIRY TAIL ー唯一の滅竜魔導士ー
語られる過去
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を懲罰房送りにすると兵士が言った。

この時、私をかばったのが……

『エルザ、かばわなくていいよ。』

黒髪に一部が赤髪に染まっているアルマだった。

『僕が立案者です。』

そしてアルマが懲罰房送りにされ、皆で再び牢屋に戻された。

『俺、アルマを助けに行ってくる!』

『無茶だよジェラール!』

『アルマは俺の相棒なんだ、俺が助けに行く!』

『待って!』

私はアルマを救いに抜け出そうとするジェラールの手を取ってはっきりと言った。

『わ、私も助けに行く…!』



ジェラールと私は剣を握り、懲罰房にいるアルマを助けに向かう。

『アルマー!』

私とジェラールが駆けつけた時には、アルマは柱に縄で縛られていた。

『そんな…!』

『アルマ…!』

アルマは顔色が悪く、どれだけ呼びかけても返事がない。

更にアルマの眼は片目を失っていた。

『何で…何でなんだ…俺達は何もしてないのに…!』

『ジェ…ラール…エル…ザ…』

『アルマ…!』

意識を取り戻したアルマをジェラールが肩で運び、私が反対側から支える。

でも、目の前に現れたのは……

『魔道兵団……!』

その後、ジェラールだけが懲罰房に連れていかれ私とアルマは皆のいる牢屋に戻された。

私とアルマが戻ってきたのに、ジェラールがいない事に不審になったショウ、ミリアーナ、ウォーリー、シモンが心配の声を上げ、ショウは泣き出してしまった。

『大人しくしねーかクソガキ!!』

『うわ〜ん!』

『落ち着けショウ!』

『ショウくん…大丈夫だよ、おじいちゃんがついてるからね』

私はアルマを支えるので必死で何も言えなかった。

『アルマくん…まさか…。』

ロブおじいちゃんがアルマにそう聞くと、微かにアルマは頷いた。

『姉さん、兄さん……!』

──ジェラールを助けに行かなきゃ……

《バキッ、ドカッ!》

『姉さん…?』

『エルザ…?』

私は兵士から奪った剣を握って。

『ここに、自由なんてない!どれだけ願っても、このままじゃ駄目なんだ!』

『自由が欲しいなら戦え!反乱だー!』

『『おー!』』


「私は自由のため、そしてジェラールを救うために立ち上がった。」

「あの頃のアルマはとても泣き虫であまり活発的な男の子では無かったが、いざとなると頼れる私の憧れだった。」

グレイ、ルーシィ、ジュビアは何とも言えないという顔をしていた。

「ジェラールも正義感が強く、皆のリーダー的存在だった。」

「だが。」私は少し間を置いてから、ゆっくりと話す。

「ある時を境にジェラールはまるで別人のように変わ
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