暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1791話
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荒垣に教えてないが、俺の事は当然知っている。で、その荒垣は真田、桐条の2人ともそれなりに関係が深いらしい。更に言えば、俺がタルタロスを攻略しているというのを荒垣も知ってる。そうなると……間違いなくそう遠くない内に、こっちに接触してくるぞ」

 その接触の方法が、タルタロスで俺達を待ち受けるのか、それともこの部屋の位置を荒垣が知っている以上、直接ここを尋ねてくるのか、その辺りがどうなるのかは分からないが、向こうから接触してくるのはもはや避けられないだろう。
 何しろ、現状でペルソナ使いは3人……しかもそのうちの1人は、他の2人と距離をとって何故か不良の溜まり場で活動しているという有様だ。
 俺とゆかりであっても、タルタロスを攻略するのそう簡単にいっていない以上、向こうが戦力を欲するのは当然だった。

「……そう、かもしれないわね」
「で、ゆかりが俺と行動してるってのは……まぁ、調べればすぐに分かるだろうな」

 桐条グループはここでかなりの力をもっているらしい。
 そうであれば、当然のように俺とゆかりが噂されている事についても、調べがつくだろう。
 そうなると、嫌でも桐条はゆかりの前に姿を現す筈だ。

「……」

 心の底から嫌そうな表情を浮かべているゆかり。
 何があったのかを聞きたいとは思うが、それを聞いても答えないだろうというのも理解出来……結局のところ、それ以上は話をせず、そのままやがて影時間に突入してタルタロスに向かう事になるのだった。
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