暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1791話
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に反応するゆかり。
 いや、その前に幽霊という単語に嫌そうな顔していたような気もするが。
 まぁ、有名どころの名前の中に金ぴかなんて妙な名前が混ざっていれば、それは気になっても仕方がないが。

「金ぴかは気にするな。英霊と呼ぶにはちょっと微妙な奴だよ」

 勿論英霊の格としては、金ぴかは申し分ないのだろう。
 だが、本来なら絶大な威力を持つ様々な宝具を飛ばすという点で、宝具を使いこなす英霊に劣る。
 最古の王とか言われてるが、実際には都市国家の長……市長と似たようなもんだったしな。
 俺的にはサーヴァントの肉体や様々な宝具を提供してくれたりと、いいカモ以外の何者でもなかったが。

「ともあれ、俺は聖杯戦争でそういう英霊と実際に戦って、クー・フーリンからゲイ・ボルグを貰った訳だ」
「……何だか、アクセルが今まで経験してきた事とか、詳しく聞いてみたい気もするわね」
「その話はまた後でな。……話を戻すぞ。影時間についてとかだ」

 そう告げると、ゆかりはまだ若干不満そうではあったが、とにかく話を戻すことには賛成した。
 英霊云々という事には幾らか興味があっても、それよりもこれから挑む影時間についての話題の方を重視するのは当然だろう。

「それで、その……影時間とかシャドウ、タルタロスについては分かったけど、結局それは誰から聞いたの?」
「ゆかりと別れて行動している時に知り合いになった、荒垣って奴だ。そいつを始めとして、何人か妙な違和感がある奴がいてな。その中で知り合いだったのが荒垣だけだったから、話を聞いてみたんだよ」
「……違和感?」
「ああ。話を聞いてみたところ、ペルソナ使い。そう呼ばれている能力者の事らしい。何でも影時間の中で動ける奴には適正があるとか何とか。……俺にもそのペルソナ使いとしての適正があるかどうかは分からないけどな」

 俺がこの世界の人間だったら、もしかしたらペルソナ使いの適正もあったかもしれない。
 だが……残念ながら、俺はこの世界の人間ではない。
 恐らくだが、この世界特有のペルソナという能力に、俺が覚醒する事はないだろう。
 ともあれ、そんな俺とは違って、この世界の人間で影時間に適正のあるゆかりは、恐らくペルソナ使いとして覚醒すると思う。

「本当!? ……って、そのペルソナってのがどんな能力なのかは分からないんだけど」
「あー……俺もそのペルソナって能力をきちんと見た訳じゃないから、何とも言えないんだが」

 荒垣がペルソナ使いであるのなら、それこそ一度見せて貰えば良かったのかもしれないが……ペルソナという単語を口にする荒垣の表情を見る限り、とてもではないが言える事ではなかった。

「ちょっと、それだとどうしようもないじゃない」
「大体のところは聞いてるんだけどな。何
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