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FAIRY TAIL ー唯一の滅竜魔導士ー
思い出したくない過去
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!」

「あぁ、もちろん。」

そう言って俺は左側の道を。

ナツとルーシィ、グレイ、ジュビアは右側の道に進んだ。








あれから、ただただ真っ直ぐに伸びる道を俺はひたすら走っていた。

すると、角から猫耳を生やした少女と水色の猫が現れた。

「ハッピー…?」

「アルマー、助けてー!」

水色の猫、それはエルザと一緒に連れ去られたハッピーだった。

俺は加速して、その少女の前に回って言った。

「悪いけど、その子は俺の仲間なんだ。返してくれるかい?」

俺は手を伸ばすが弾かれた。

──だよな、敵だからすんなり返してくれるわけないか。

「ねぇ、貴方の名前ってにゃに?」

何故か語尾が猫である少女に質問される。

俺は一瞬戸惑って間を置いてしまったが、すぐに答えた。

「……アルマ。」

そう言った瞬間、この場の時間が止まった気がした。
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