その3
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き
。
花輪家のパーティー当日、まる子は友蔵と共に花輪家に向かった。
まる子「こんなにいっぱい来てるねえ〜」
そのとき、はまじがまる子に声をかけた。
はまじ「おう、さくら、お前も花輪に誘われたのか?」
まる子「そうなんだよ、お、ブー太郎にたまちゃん!」
たまちゃん「あ、まるちゃん、こっちはもう大変だよ・・・」
まる子「大変って何が?」
たまちゃん「うちのお父さんだよ。花輪クンの家族写真を是非撮らせてくれってさあ・・・。ついでにパーティーを楽しむ私の写真まで撮るんだから落ち着かないよ・・・」
ブー太郎「さっきから花輪の家族写真どころか花輪の父ちゃんや母ちゃんの顔まで何枚も撮ってるブー・・・」
ブー太郎が指をさす方向に、たまちゃんの父が花輪クンとその両親をしつこく撮っていた。
花輪父「あの・・・、穂波さん、もう写真は結構ですよ・・・」
穂波氏「まあ、まあ、折角の記念なんですから、ついでにもう10枚・・・」
父の迷惑な行動にたまちゃんがしびれを切らした。
たまちゃん「もうっ、お父さん!!花輪クンも花輪クンのお父さんとお母さんも困ってるでしょ!!!」
なにも言えぬまる子たちだった。
その時、ヒデじいは春子とその夫、自身の孫との談笑を楽しんでいた。
春子「さあ、おじいちゃんよ」
孫たち「おじいちゃん、これからも元気でいてください!」
ヒデじい「ありがとう。嬉しいよ」
ヒデじいは幸せだった。花輪家の執事としての自分も、娘・春子の父および二人の孫の祖父としての自分も、大切な存在だと改めて知ったのだから・・・。
花輪母「ヒデじいは娘さんやその旦那さん、そのお孫さんにも会えて嬉しそうね」
花輪クン「うん、ヒデじいはウチで一番最高な人だよ・・・」
花輪クンにはヒデじいがいつもより偉大に見えたのだった。彼の妻・トシ子もきっと皆から尊敬されているヒデじいのこの姿を見ているに違いないだろう・・・。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ