0130話『ステビア海、そして増える仲間達』
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の妹である旗風を迎えに来ました!」
「そうか、偉いな。それじゃすぐに車から出すから待っていてくれ」
そう言って男性は荷台の方へと足を運んでいって、
「さ、到着したぞ。あとのことはお姉さん達に色々と聞くと言い」
「はい。わざわざありがとうございました……感謝いたしますね」
荷台から一人の黄色い袴を着ている女の子が出てきた。
それを見て神風たちは嬉しそうな表情になって、
「旗風、着任しました……姉さん達、お久しぶりですね」
「旗風ー!」
朝風がすぐに旗風に抱きついていた。
それに続けとみんなが旗風の周りを占領しあっていた。
それで少し時間が経過して、
「それじゃ司令官の執務室に挨拶に向かいましょうか!」
「わかりました。司令に挨拶をするのですね。どんなお方でしょうか……?」
「安心していいわよ旗風。司令官はとってもいい人だから!」
「そうですよ。きっと旗風さんも安心すると思いますわ」
「そうね。私も安心するくらいだからね」
「ふふ……朝風の姉貴はボク達の中では一番司令官になついているからね」
「そ、そんなことはないわよ……?」
そんなやり取りを見て旗風は楽しそうに、
「姉さま達がそんな感じなのでしたらわたくしも安心ですね」
ニッコリと笑顔を浮かべていたのであった。
それから執務室へと向かう道中でどうやら艦隊が帰還したようでばたばたと騒がしい。
五人は何事かと思っていると、川内の姿が見えてそれと一緒に見知らぬ人物の姿も見えたために、
「……どうやら旗風が着任するタイミングでもう一人も救出できたみたいね。川内さーん」
「ん……?」
神風はそんな事を呟きながらも川内を呼び止める。
「ああ。神風か。それと一緒にいるのはもしかして……」
「はい。旗風です!」
「そっかー。それじゃこっちも一緒に執務室に一緒に連れてこうか」
見れば仙台の隣の子は物珍しそうに神風たちを眼鏡を直しながらも見てきて、
「あたしは綾波型五番艦の天霧だ。よろしく頼む」
「ええ。これから顔をよく合わせると思うからよろしくね」
それで新人の二人を連れて執務室へと向かっていった。
その際に執務室では二人を盛大に提督は歓迎したという。
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