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Epica3-Aマリアージュ事件〜Encounter〜
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なり高く、人語を介すとなればLAS以上の高性能ですよ。腕を刃物などに変化させ、燃焼液化して自爆もしますし」

LASも自爆もするし武装を装備していたから、当時の私にとっては十分脅威な戦力だった。でもマリアージュの方が本能的にヤバいって気がするのよね。

「マリアージュが稼働しているということは、イクスヴェリア陛下も目を覚ましているようです」

「あの、騎士トリシュタン。今さらなんですけど、古代ベルカ時代の王が現代にまで生き残っているとは考えられないんですが・・・」

「確かにそうですね・・・」

「詳細は私にも判らないですけど、目覚めと眠りを周期的に繰り返すようなんですね。そういう体質なのかも知りませんが、現代で目覚めたのなら聖王教会はお出迎えをしなくては。オーディン様とは戦友らしいので、セインテスト家とシュテルンベルク家の名を出せば、きっとお話を聞いて頂けるはず」

グッと握り拳を作る騎士トリシュタン。そこに騎士アンジェリエが「お待たせしました」と戻って来た。

「トラバント団長へは通信が繋がらなかったため、フライハイト教皇聖下へお伝えしたところ、イクスヴェリア陛下を教会本部へお連れするようにと、私とトリシュに勅命が下りました」

「そう。・・・ランスター執務官。本件へ本格的に協力したいのですがよろしいですか? それとイクスヴェリア陛下の身柄は教会預かりにして頂きたいです」

騎士トリシュタンと騎士アンジェリエの綺麗な瞳が私を見た。そして私はギンガさんを見る。すると「本件の担当はティアナだから、あなたが決めて」と頷いてくれた。

「判りました。お2人にも協力して頂きます。が、お2人にはマリアージュの迎撃を担当してもらうことになると思いますが・・・」

「「お任せを!」」

騎士トリシュタンと騎士アンジェリエは共にS+ランク(3年前にそう聞いてるから、今はもっと上かも)で、実力的には申し分なさ過ぎる。それにイクスヴェリア陛下とお会いした時、騎士トリシュタンが側に居てくれた方が、話もし易いと思う。
お2人にさらにイクスヴェリア陛下の外見、マリアージュの1体が漏らしたトレディアなどの話を聞こうとした時、私に通信が入ったことを知らせるコール音が鳴った。

「ちょっとすいません。・・・はい、こちらティアナ・ランスター」

『やあ、ティアナ。久しぶりだな』

ギンガさん達に一言断ってから通信を繋げてモニターを展開すると、「え? ルシルさん!?」が映った。ドキッと心臓が跳ねた。もちろん異性だからじゃない。ルシルさんは局内の不正などを暴く調査部の調査官だ。そんな人から個人回線で通信となると、まぁ恐怖なわけで・・・。

「お久しぶりです、ルシルさん。何かありました・・・?」

『ああ。今、本局に居るんだけ
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