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Epica3-Aマリアージュ事件〜Encounter〜
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騎士アンジェリエのお2人が来てくれたというわけだ。ギンガさんに先ほど考えていた私見を伝えると、「なるほど。たぶん、それで合ってると思う」って納得してくれた。そんなギンガさんから騎士トリシュタンと騎士アンジェリエの方へと視線を移すと、「マリアージュ・・・」という名前に反応してた。

「あの、何かご存知だったりしますか?」

「ティアナ。アレ、殺人現場に記されてた詩篇について、何か訊いてみたら・・・」

ギンガさんにそう提案された私は、お2人が古代ベルカ時代より存在している名家のお嬢様だったってことを思い出した。シャルさんもそうだけど、これってかなりすごいコネクションじゃない?って身震いする。小首を傾げるお2人に、いま捜査している事件をあらましを伝えた。

「世界では今そのような事が・・・」

「それで、その詩篇というのは・・・?」

「あ、はい。読み上げますね。・・・詩編の6。かくして王の帰還は成されることなく、大いなる王とそのしもべ達は闇の狭間で眠りについた。逃げ延びたしもべは、王とその軍勢を捜し彷徨い歩く。・・・です」

ある被害者が死の間際に自らの血で綴ったダイイングメッセージだ。騎士アンジェリエが「その詩篇、教会の大図書館で読んだ記憶があります」と、騎士トリシュタンも「あぁ、うん。私もある。オーディン様とエリーゼ様の手記の中に・・・」と、とても有用な情報を教えてくれた。

「あの、他にもイクスという、地名か人名、物名に心当たりは・・・?」

ギンガさんが訊ねた、イクス、という単語にお2人が「あっ!」と何かを思い出したように声を出した。

「冥王イクスヴェリアですね!」

「マリアージュも、イクスヴェリア陛下の固有戦力の名前です!」

騎士トリシュタン達と会わなければ、無限書庫に調査を依頼しようとしてた。でもその必要はなくなったみたい。私は「出来れば詳しくお願いします!」と頭を下げた。

「頭を上げてください。冥府の炎王イクスヴェリア、ベルカに関連する事柄であれば私たちにも関係があります」

「この事を、教会本部に連絡しても良いですか?」

騎士アンジェにそう訊かれた私は「どうぞ」と答える。古代ベルカの王が関係してるなら、どの道聖王教会にもこの話が行くはず。遅いか早いかの違いだ。騎士アンジェリエが席を外して教会本部に連絡をつけている間、騎士トリシュタンからイクスヴェリアやマリアージュについて話を聴く。

「冥王イクスヴェリア陛下は、マリアージュという死体を利用した固有戦力を有するお方らしいですね。陛下はマリアージュの核となる物を生成する能力を持ち、戦場で散った騎士たちの死体に核を埋め込んで操るそうです。それゆえに冥王」

「LASと似たような戦力ですね・・・」

「ですが戦闘能力はか
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