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FAIRY TAIL ー唯一の滅竜魔導士ー
海に靡かれた先には
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ロキが無事、精霊界に戻った後。

ロキが獅子座のレオだった事をギルドに戻り、皆に話すと驚きつつも第一声は無事なのかと確認してきた。

俺とルーシィは無事だと伝えると、ホッとした顔をしつつもやはり驚いていた。

──やっぱり、皆優しいな。

そんな温かい光景を俺は見ていると、目の前にロキがいる。

──………え?

「ロ、ロキ…?」

「さっきぶりだね、アルマ。」

「あぁ…って、なんで!?」

俺だけじゃなくギルドメンバー全員が驚いていた。

「これを渡そうと思ってね。」

そう言ってロキはポケットから何枚かチケットを出すと、俺の手に渡してきた。

「エルザにはもう渡してあるから、本当は僕がロキとして生きている間に行く予定だったんだけど行けなかったからね。君達に僕からの感謝のお礼って事で。」

見てみると高級リゾートホテルのチケット。

「海!!」

「漢だ!」

「漢は関係ねぇだろ…」

「こんな高い所泊まったことないよ!?」

そんな感じに盛り上がっていると、ギルドの扉が開き物凄い多い荷物をもって完全にプライベートな格好をしたエルザが歩いてきた。

「お前達、何をモタモタしている。置いて行くぞ。」

「「「気が早いわよ(えぇぇよ)!?」」」

ナツとグレイ、ルーシィが誰よりも1番行く気であるエルザにツッコミを入れた。

──あはは…エルザらしいな。

俺はそんなやり取りに苦笑いしつつ、4人+1匹を送り出そうとした。

「気をつけて行ってこいよ。」

「「え?」」

「ん?どうした?」

ロキとエルザが俺の言葉に反論した。

「アルマは行かないのか…?」

「君は行くと思ったんだけど…」

「いや、こういうのはチームで行くもんだよ。俺は別にチームじゃ……」

ガシッと音がした。

「……え?」

「お前もチームだろうが!」

「そうだぜ、アルマ!」

「オイラ…アルマとも一緒に行きたいよ」

「折角なんだもん、みんなで行こーよ!」

「本当に行かないのか…?」

──ナツ、グレイ頼むから両サイドから俺を掴まないでくれ。

それとルーシィとエルザ、ハッピー、そんな目をされたら断れないだろ。


と言うことで、俺も行く事になった。











「あー、気持ちー!」

「偶にはいいな、こう言うのも。うむ。」

ルーシィは海を満喫中、エルザは砂浜にビーチパラソルを組み立て椅子に座って飲み物を飲みながら景色を眺めている。

アルマはと言うと、エルザと同様にビーチパラソルを広げて暖かく強すぎない日光によって眠りについていた。

何でも昨夜は皆が楽しみで落ち着い
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