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翠碧色の虹
第五幕:虹色ってドンナ色?
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そう言うと、七夏ちゃんは、台所の凪咲さんの居る所へ戻って行った。
俺が居ない時は、もっとのんびり過ごしているのかなと、考えてしまい、申し訳なくなる。七夏ちゃんは、俺の事を「お客様」だと思っている事は確かだ・・・それは、確かに間違いではないのだが、俺としては、もっと気軽であってほしいと思ったりもする。手際よく夕食が並べられる中、俺は夕食も七夏ちゃんや凪咲さんと一緒に頂きたい事を申し出た。

七夏「え!? ご一緒いいんですか?」
凪咲「あら、私もよろしいのですか?」
時崎「はい。是非お願いします!!!」
凪咲&七夏「ありがとうございます!」

凪咲さん、七夏ちゃんと一緒に夕食を頂きながら、七夏ちゃんが、どんな色(性格/心)なのか、ある程度分かってきた。そんな中、俺は七夏ちゃんとは別件で、ある事が気になったが、それを話せずにいた。話してしまうと、せっかく暖かくなってきたこの場が、一気に凍りつくかも知れないからだ。今は、この暖かい雰囲気を大切にしたいと思うのだった。

第五幕 完

−−−−−−−−−−

次回予告

虹は光り輝いているが、光が無ければ存在できない。

次回、翠碧色の虹、第六幕

「太陽があって虹は輝く」

俺は、不思議な少女にとって大切な光源が、何であったのかを知る事になる。
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