第五幕:虹色ってドンナ色?
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が二つ一組になっており、それを友達同士や大切な人とペアにできる所もポイントらしい。友達同士で同じアクセサリーを買って、敢えて左右対称とする使い方もあるらしい・・・この場合、6リーフシェア、8リーフシェアと呼んでいるようだ。しかし、一人で同じアクセサリーを二つ買って、左右対称にする使い方は、あまりされないようだ・・・何故なのだろう。七夏ちゃんに聞いてみるのも良いのかも知れない。
・・・と、その時、トントンと音がした。
七夏「七夏です。柚樹さん、居ますか?」
時崎「あ、七夏ちゃん! どうぞ!」
七夏「失礼いたします」
・・・さっきもあったけど、妙に堅苦しくなる。
七夏「? どうかしました?」
時崎「あ、いや。さっきと全く同じだなと思って」
・・・調べ事をしていた為か、ついさっきと思っていたが、そこそこの時間が経過していたようだ。
七夏「くすっ☆ ここからは違います☆ えっと、お風呂のご案内に参りました」
時崎「ありがとう。今ちょっと調べ物してるから、七夏ちゃん、お風呂まだなら、先にどうぞ」
七夏「えっ? いいんですか?」
時崎「ああ」
七夏「お心遣いありがとうございます。では、また後でご案内いたしますね」
時崎「こっちこそ、わざわざありがとう。もし、返事が無かったら、部屋に入ってきてくれていいから」
七夏「え!?」
時崎「その・・・ヘッドホンで音楽を聴いていたり、眠っていたりする事もあるから・・・バス停の時みたいに」
七夏「はいっ☆ 分かりました」
再び七夏ちゃんを見送った後、先ほどのアクセサリーのページを眺めていて、気になる物を見つけた。「色が変わります!」と表記されているアクセサリーだ。更に調べてみると液晶が使われており、温度によって色が変わるようだ。
時崎「温度・・・か。このアクセサリー、七夏ちゃんは喜ぶかな?」
見る角度で色が変わる仕組みとは違うようだけど、色が変わるというキーワードは共通している。しかし、このアクセサリーを、わざわざプレゼントするのはどうかと思う。もっと自然な方法はないものか・・・。このアクセサリーに限らず、世の中には色が変化する物が他にもあるはずだ。もっと身近でそのような物がないかな・・・。しばらく考えてはみたが、すぐには思い付かなかった。
時崎「少し、疲れたかな・・・」
俺は、横になって、そのまま目を閉じる・・・。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・どのくらいの時が経過したのだろう・・・・・再び目を開けると、そこには先ほどと然程変わらない風景・・・当然である。ただ、さっきと違うのは隣(と言っても少し離れている)に一人の少女が座っていた。見た所、中学生か高校生くらいか、その少女は本を読んでいるのに夢中なのか、こちらには気付いていない様
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