楽園の塔
仲間と友達の大切さ
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は言ってるのよ」
「俺は関係ねぇんだから、そりゃそーだろ。って隣にいんのはかの有名な魔導士アルマじゃねぇか、オメーがいながら随分なやられようじゃねぇか?」
全員が避けたかったアルマへの絡みをラクサスがしてしまった。
「…久しぶりだな。」
「今朝の朝刊で見たが、聖十魔導士になったっつうのに可哀想だなぁ?こんな弱っちい奴らの周りにいたら折角の称号も台無……」
その場にいた全員が驚いた。
先程まで話していたラクサスが突然話さなくなったと思うと、入口付近まで飛ばされているのだ。
アルマの右手には魔法が纏われているため、黒竜の鉄拳だろうと周りは思った。
「言いたいことはそれだけか?」
「…アルマ、テメェ!」
アルマからは物凄い殺気と魔力が滲み出ていた。
「俺の悪口を言うのは構わないが。」
ビリビリと肌に伝わるアルマの怒りに、傍にいるルーシィとミラは恐怖を感じていた。
あのナツでさえ、間に入ろうとしない。
「"最強最強とただ吠えまくる弱い犬"なんかに仲間を侮辱されて黙ってる理由がねぇだろ。」
"弱い犬"という言葉で怒りを感じたのか、ラクサスの周りに雷が纏われ始めた。
「調子こいてんじゃねぇぞ、ガキが……!?」
ラクサスが言い終わる前にギルドの扉を魔法で開け、咆哮をラクサスにぶつけて外に出すアルマ。
「俺に勝ってから言え、ラクサス。」
「……っ、オレがここを継いだら弱えぇもんから削除してく!刃向かうやつも全てだ、俺が最強のギルドを作る!」
そう言ってラクサスは居なくなった。
「……昔はあんな薄情な奴じゃ無かったんだけどな。」
「アルマ大丈夫か…?」
エルザが何か心配したのか話しかけてきた。
「あぁ、俺は大丈夫だ。レビィ達は大丈夫か?」
「…うん、ごめんね。」
俺は「大丈夫。」と一言告げてからカウンターに戻る。
すると、ルーシィとミラが談笑していた。
「アルマとラクサスってどっちの方が強いんですか?」
「アルマよ、ラクサスはアルマに1度も勝ったことないから。」
「え!?」
──いや、偶然と奇跡が重なってるだけです。
俺はそう心の中で突っ込みながら、アイスコーヒーを飲んだ。
その後、ロキがフェアリーテイルを辞めると言って出ていった。
俺達は今、全員で探していた。
──何処だ……ロキ!
そう思いながら、走り続けるとキラキラと光る金色の粉が空に流れていく。
「まさか!?」
俺はその金色の粉を追いかけると、ルーシィとそのルーシィが支えている腕の中にロキ。
「開かないんだよ!契約してる人間に逆らったら星霊は星霊界へ帰れない
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