ペルソナ3
1789話
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なマジックアイテムの類がある。
まぁ、基本的に宝石に魔法が封じ込められているし、凛辺りにとってはそこまで目新しい技術ではないのかもしれないが。
他にもあの影が使う魔法。
アギ、ブフ、ガル……今のところ知っているのはそれくらいでしかないが、それはまだ塔の序盤だからこそだろう。
恐らく塔を進めばより強力なこの世界特有の魔法を使う敵も現れてくる筈だ。
現在シャドウミラーで一般的に使われている魔法は、基本的にネギま世界の魔法だ。
凛が加わった事でFate世界の魔法……いや、魔術の情報についても多少は知られるかもしれないが、基本的にFate世界の魔術は魔術回路がなければ使用不能だ。
勿論技術的な蓄積という意味では、シャドウミラーの面子が使えなくても問題はない。
また、凛の持つ魔術は使えないが、俺が聖杯戦争に参加した時に得た代物……金ぴかの腕や各種宝具というのは、技術班にとっては非常に興味深い代物なのは間違いなかった。
門世界にも魔法はあったけど、シャドウミラーが取り込めたのはエルフ族だけで、そのエルフ族が使う魔法も俺を精霊や神として崇める事によって使う魔法で、シャドウミラーでは一般的ではない。
ともあれ、基本的にシャドウミラーが繋がる世界は魔法とかがある世界より、人型機動兵器のような科学的発展をした世界の方が多い。
というか、Fate世界は向こうに強引に引っ張り込まれたといった感じで、門世界もまた同様にゲートを使っての転移ではない。
そう考えれば、やっぱり魔法がある世界というのは非常に希少なのは間違いなかった。
その辺りの事情を話す訳にはいかないが、ともあれ今の俺にとって荒垣はこの世界の魔法とかの事情について詳しい話を知っている唯一の情報源だ。
それこそ、あらゆる手段を使ってでも、情報は聞き出したい。
「情報を言え」
荒垣が俺に向けてきたのと同じくらい……いや、それよりも強烈な視線を込めて、荒垣を見る。
その視線に押されたのか、荒垣が小さく息を呑む音が聞こえてくる。
「お前……一体……」
「俺か? そうだな、あの現象……影時間だったか? その影時間には関わっていないが、世の中にはお前が知らない事も色々とあるんだよ」
正確には、この世界に影時間やそれ以外にファンタジー要素があるとは限らないが……他の世界にはあるんだから、決して間違いではない。
いや、異世界という存在があるのを考えれば、それ以前の問題か?
だが、荒垣は俺の視線を受け止めても、それにじっと耐える。
荒垣の胆力は、こう考えると何気に凄いんだな。
ともあれ、そうしてじっと荒垣と無言で睨み合っていると、やがて近くの席に座っていた客が1人、また1人といった具合で立ち去っていく。
そうして俺と荒垣の周囲から客
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