0129話『E2攻略と帰っていく魂』
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でもらってもいいか?」
《お任せください。榛名は大丈夫です!》
それで榛名を通じて彼女達へと話をすることにしたのであった。
提督が木曾さん達と話をしたいという事ですので私は木曾さん達の言葉を代弁する事にしました。
《というわけです。木曾さん、綾波さん、イムヤさん、まるゆさん、よろしいでしょうか……?》
《ああ。提督が話をしたいと言うなら俺も話すのも吝かじゃないぜ》
《はい。綾波も司令官とお話をしたいです》
《イムヤは……その、イムヤもしたいかな……》
《まるゆも隊長とお話をしたいです》
皆さんはそう言って提督とお話をしたいそうですので私は嬉しくなりました。
彼女達は決して提督の事を恨んでいなかったのがこれほど嬉しいなんて……。
それで私はちゃんと彼女達の言葉の代弁を務めようと頑張る思いになりました。
「木曾は……まだまだ戦場に出たかったか? ふがいない私のせいで沈めてしまって申し訳なく思っているが……」
《えっと、はい……。
『提督、俺は確かに轟沈しちまった時は悲しかったさ。もう姉さん達に会えないし戦場にも出れないという気持ちでいっぱいだったからな。だけどな、俺の遺志を継いでもう一人の俺が今は頑張ってくれている。それだけで嬉しいんだ。だから今はもう戦場にに出たいという気持ちはあまりないな。代わりに見守っていたいんだ』
……木曾さんはそう言っています》
「そうか……ありがとう榛名」
《いえ……》
それでもう木曾さんについてはいいのでしょう次に提督は、
「まるゆ……初めてうちに来た最初のまるゆ型のお前を私の不注意で大破進撃させてしまいすまなかった。
イムヤもそれは同様だ。
二人には同じような悲劇をさせてしまってすまないと思っている」
今度はまゆるさんとイムヤさんに話しかけたようです。
それで私は二人に話を聞いて代弁する事にしました。
《ちょっと待ってくださいね。えっと……、
『隊長、気にしないでください。まるゆはそんなに活躍できる艦ではありませんでしたからいいんです』》
「だがしかし鍛えればまるゆだって活躍は出来るだろう? 私に言いたい事があったら言っていいんだぞ?」
《『ううん、いいんです。沈んでしまったのは悲しいですけどそれで隊長がもう沈めないと誓ってくれるのでしたらそれでまるゆは満足です……』》
「そうか……」
《お次はイムヤさんですね。
『司令官? まだ司令官が始めたての頃にまだ大破進軍で轟沈してしまうという事も知らなかったんだから最初の轟沈者である私が言うのもなんだけど、気にしないでね』》
「……本当にすまなかった」
それで提督は二人がいるであろう方向に頭を下げていた。
「そして最後になるけど綾波。君には一番残酷な事をしたと
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