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やはり俺がネイバーと戦うのは間違っているのだろうか
8.昨今の敵キャラは最初は人間で登場するものである
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『隼人?うーん。つまんない男かな?なんて言うか、あれはもはや演技だね『みんなの隼人』になりきる演技。ある意味仮面だね。え?私?八幡君がはずしちゃったから!責任とってね♪』
どうとるんだよ。意味が分からんよ。あの人は。
つまんない男、ねぇ。様子を見るか。
「ほら、『みんな』でやったほうが楽しいしさ」
はーい。カチンときました。縦ロールが撃鉄を落とし、葉山によって引き金が引かれた。今のは全世界のぼっちへ対する宣戦布告と見なした!よろしい、ならば戦争だ!
「みんなって誰だよ。お母さんに『みんな持ってるよぉ!』って物ねだるときに言うみんなかよ。‥‥誰だよ、いねぇよみんななんて奴。‥‥そもそも、友達いねぇからそんな言い訳使ったことねぇよ」
そう言うと、総司がむー。と頬を膨らませる。後、保健室あたりからもなんか感じる。ほら、お前等は、友達以上、って何言わせようとしてんだよ。材木座?そんな奴知らん。
「あ、いや、そういうつもりで言ったわけじゃないんだけど‥‥‥‥なんかごめんな?その、悩んでるんだったら相談に乗るからさ」
「‥‥葉山。お前の優しさは正直嬉しい。性格がいいのもよくわかった。それにサッカー部の時期エースとも噂されてるみたいだし?その上、お顔もよろしいときたじゃありませんか」
「‥‥‥い、いきなりなんだよ」
突然のヨイショに戸惑いを見せる。
人は褒められることで鼻が高くなる。すると足元を掬いやすくなるんだ。相手を褒めるのは高所から叩き落とすためなんだよっ!
これを人は褒め殺しと言う。
「そんないろいろと持っていて優れているお前が、何も持ってない俺からテニスコートまで奪う気なのか?それは人として恥ずかしいと思わないのか?」
「そのとおりだっ!葉山某!貴様のしていることは人倫に悖る最低の行いだ!侵略だ!復讐するは我にありっ!」
他人のふりをしていた材木座までもが乗ってきた。
「ふ、二人揃うと卑屈さと鬱陶しさが倍増する………」
横で由比ヶ浜が絶句する中、葉山は頭をガシガシと掻き短いため息をはいた。
よし、いいぞ。この場の主導権はこちらがとった。
今の『場』とは、俺と葉山と材木座。葉山は争いは好まない。多数決で折れてこの場を納めるだろう。
「ちょっと隼人ー。何ぐずぐずやってんの?あーしテニスしたいんだけど?」
かぁー!ここでよけいな水差すなよ。葉山に考える時間ができちまっただろうが。
「なら、こうしよう。部外者同士で勝負して、勝ったほうが今後昼休みにコートを使えるってことで。もちろん、戸塚の練習にも付き合う。それに強い奴とやったほうが、戸塚の為にもなるだろ」
わーお。何?その隙がなさそうで、穴だらけのロジック。
「いや、そもそも。俺らは生徒会の許可を貰ってるの、そしてお前等は貰ってないからそもそ
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