第83話 無邪気な子供は時々残酷な事を楽しむ事もある その1
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だけ激しく輝き、消えた。
それとほぼ同時に、標的にしていた局員の魔力感知が出来なくなった。
黒煙でどうなったかは分からないが、恐らく手ごたえはあっただろう。
「う、うわああああああああ―――!」
黒煙の向こうで局員達の悲鳴が聞こえて来た。どうやら命中したんだろう。
大の大人がビビりまくって大声挙げて喚き散らすなんて情けないったらない。こちとらまだ年端もいかない子供なんだからもう少し大人の威厳ってのを見せて貰いたいところだ。
まぁ、こんな薄汚い大人たちから学ぶ事なんて何一つとしてないのだけど。
今度はさっきと同じ位の力を込めて複数の閃光を放った。狙いなんてつけない。ただただ当てずっぽうに放つ。それだけで良い。
それで当たって倒せれば儲けものだし、倒せなくてもその時は【直接】やれば良い。
時間からして数分と言った所だろうか。
余りにも気軽に撃てるものだからついつい奮発して撃ちまくってしまった。
未だに黒煙が晴れず流石に鬱陶しくなってきた。だけど、どうやら粗方の標的は片づけられたみたい。
別に狙って撃った訳じゃないんだけど、まぁやれたんだし其処は深く追求しないで置くとしよう。
残っている反応は一つしかない。反応からして例の命令をしていた奴のようだ。
残ったこいつも同じ様に消そうかと思ったが・・・止めた。
こいつには最期まで残った栄誉として直接手を下してやるとしよう。
うん、それは名案だ。私の正確な狙い〈嘘〉をかわして生き残ったのだからそれ位のサービスはしてやらないと。
あぁ、私ってば何て優しいのだろう。余りの優しさに江戸中の人たちが涙する事だろう。
はいはい、ふざけるのは此処まで。いい加減こいつら雑魚と付き合ってても時間の無駄だし、さっさと最期の処理を済ませるとしますか。
そう思い、私は目の前の黒煙を片手で軽く振り払って前へと勇み出た。
***
来る、奴が来る!
すっかり戦意を喪失した隊長へゆっくりと少女が歩み寄ってくる。
まるで死刑宣告だ。
しかも、本人もそう思っているのか、嫌に楽しそうにゆったりと歩いて来る。性質が悪いなんてもんじゃない。考え方からしておかしいとしか言いようがない。
まずまともな神経を持つ人間がこんな惨劇を起こせる筈がない。それも年端も行かない子供なら尚更の事だ。
最早勝ち目云々の話ではない。それどころか生きて此処から戻れるかどうかすら危うい程だ。
戦力の殆どが一瞬にして消滅。しかも頼みの魔力攻撃が全く通じないと来た。
恐らくバインドも無意味だろう。先も見たが対S級ロストロギア用のバインドを苦も無く引き千切った相手に対人間用のバインドなど意味がない事は考える事もなく分かる。
「数じゃ
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