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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
622部分:第四十八話 厳顔、主を見つけるのことその八

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第四十八話 厳顔、主を見つけるのことその八

「この味もいいのよね」
「そうなの」
「そんなにですか」
「ええ、そうよ」
 神楽は笑顔でミナと月に話す。
「量はあるけれどそれは大丈夫ね」
「ええ、それはね」
「大丈夫ですから」
「それじゃあね」
 三人も食べることを決意する。そしてであった。
 全員でラーメンを食べる。その味は。
「うっ、確かに」
「美味しいです」
「それもかなり」
 孔明と鳳統が劉備に話す。
「辛いのが食欲をそそって」
「どれだけでも食べられます」
「ううう、美味しいのはいいけれど」
 劉備は箸を勧めながら言う。
「これだけ食べると本当に」
「それは心配ないだろ」
「そうなのだ」
 馬超と張飛が劉備に言う。当然二人も食べている。しかもその勢いはかなりのものだ。
 まるで稲妻の如き速さで食べながらだ。二人は劉備に話す。
「食べた分動けばな」
「それでいいのだ」
「食べた分だけ動く」
 劉備も二人のその言葉に顔を向けた。
「それじゃあ食べた後は」
「というよりか姉者は」
「身体は太らないようだが」
 関羽と趙雲は劉備のある部分を見ていた。そこは。
「ただ。食べた分はだ」
「胸にいっているようだが」
「これですか」
 劉備もその胸を見る。己のその大きな胸をだ。
「ええと、これはですね」
「愛紗も人のことは言えないがな」
「むっ、私もか」
「見事なものだ」
 その通りだった。確かに関羽の胸は大きい。それもかなりだ。
 劉備に負けないだけの見事な自分の胸を見てだ。彼女は言った。
「しかしこれは」
「私も胸では不自由していないがどうすればそこまで大きくなるのだ」
「自然にだ」
 実はあれこれしたことはないのだった。
「こうなったのだが」
「ほう、そうなのか」
「胸は何かすれば大きくなるものなのか」
「さてな。しかし困っている者もいるな」
「ううむ、それは」
「違うか、朱里」
 趙雲はここで楽しげに笑って孔明に話を振った。
「それは」
「どうして私なんですか?」
「だから胸でだ」
 その笑みのまま言う趙雲だった。
「それだが」
「それは関係ありませんっ」
 やや強く断言する孔明だった。
「私はですね。まだ成長期ですから」
「そうなのか」
「そうです。ですから何の問題も」
「その通りです」
 鳳統は孔明の援護に回る。
「私達は。別に」
「そうよね。私もだし」
「鈴々もなのだ」
 馬岱と張飛も援軍に来た。

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